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加震実験映像
【36】ため池堤体-遮水シート工法の安全性確認実験-(2018年1月)
 「遮水シートを用いたため池堤体の耐震性に関する研究(防災科研・兵庫県共同研究)」
兵庫県は約3.8万か所と全国一の数のため池を有しており、老朽化ため池の改修工事が必要な箇所が多いのが現状です。ため池は、農業用水を蓄えておく施設ですが、ここで言う改修工事とは、主に漏水対策のことを指します。通常、刃金土(はがねど)という粘土を用い遮水する前刃金工法が主流となっていますが、兵庫県内では限定的に遮水シートを用いた工法を採用することがあります。しかし、遮水シートの地震後の耐久性について不明な点があるため、平成28年3月17-18日に、E−ディフェンスにおいて実験を行い、加振後に漏水がなくその安全性を確認しました。(「ため池堤体の耐震安全性に関する実験(防災科研・兵庫県共同研究)参照」)
 ここでは、遮水シート工法の更なる安全性を確認するため、より現場に近い条件や施工条件を踏まえたシート敷設方法の違いによる比較実験を引き続き実施しました。実験条件として、一般的な施工断面である階段状敷設、図2は直線状敷設としています。なお、階段状敷設については、現場での施工上生じ得る、シートの継ぎ目をあえてモデル化し、その影響を確認しました。今回の実験では、最終的に両堤体にクラックが生じました。特にシートを直線状敷設した堤体に極めて大きなクラックが生じ、敷設方法の違いによる盛土の安定性の違いが現れました。しかし、両堤体において漏水は無かったことから、遮水シート自体は機能していることが確認できました。
実験写真 

実験の概要(20180112.pdf)に示すとおりです。
加震ケース(入力地震動)
平成30年1月12日 漸増・漸減部それぞれ10波を含む5Hzの正弦波60波(430Galおよび520Gal)を堤軸直角方向に入力
FL25m_西(20180112_1.wmv)
FL25m_東(20180112_2.wmv)
1-7(20180112_3.wmv)
2-7(20180112_4.wmv)


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