気象災害軽減イノベーションセンターとは
産学官の人材・情報・技術を糾合し、「研究と人材の中核拠点」をめざします
気象災害軽減イノベーションセンターは、産学官の人材、情報、そして技術を糾合し、気象災害予測情報のシステム化や、防災に関わる計測技術の性能評価・標準化等を通じて、研究成果の社会実装をめざした研究開発を推進するため、平成28年4月1日に新しく設置されました。
気象災害軽減イノベーションセンターでは、観測、モデル化、ユーザーシステム化の3つの技術を連携させた「研究と人材の中核拠点」の構築をめざします。
ユーザーのニーズを満足するための多くのシステム要件がモデル化技術に、モデル化技術からは観測に必要なシステム要件が要求されます。これに応じて、観測されたデータがモデル化技術へ、モデル化され生成した情報プロダクツがユーザーシステム技術へ流れます。
このような双方向の流れを基本に、ステークホルダーと我々が共に創り、人、技術、情報が集まり学びあう「ハブ」をめざします。
「攻め」の防災に向けた気象災害の能動的軽減を実現するイノベーションハブ
近年、激化している異常気象災害の早期予測技術開発は急務です。防災科学技術研究所が研究開発を進めている気象災害の早期予測技術をコアとして、次世代センシング技術、IoT 情報技術、そしてリスクコミュニケーションを取り入れ、各ステークホルダーとの密接な連携により地域特性・利用者ニーズに応じた気象災害予測情報システムの社会実装を実現します。
このため、戦略的で実践的な人材と技術の糾合を行い、命を救うラストワンマイルを埋める成果と産業界への経済的波及効果を伴う「「攻め」の防災に向けた気象災害の能動的軽減を実現するイノベーションハブ」を形成します。
〒305-0006
茨城県つくば市天王台3-1
防災科学技術研究所つくば本所内
気象災害軽減イノベーションセンター
http://www.bosai.go.jp/introduction/project/location/location01.html
メール:ihub-nied(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。
電話:029-863-7296
地域のニーズを抽出し、地域で新しい技術を開発し、開発した技術を活用し、波及させるために、防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)を長岡サテライト、同センター新庄雪氷環境実験所(山形県新庄市)を新庄サテライトとして位置付け、つくば市の気象災害軽減イノベーションセンターと連携して、事業を進めています。