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文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞

「地震動予測地図作成手法の研究」における業績により受賞

平成18年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を、独立行政法人防災科学技術研究所 防災システム研究センター 主任研究員 藤原 広行氏が受賞しました。

科学技術賞研究部門は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った者に与えられる賞で藤原広行氏は、「地震動予測地図作成手法の研究」における業績により、今回受賞となりました。

受賞研究課題名

「地震動予測地図作成手法の研究」

業績

これまで行われてきた地震ハザード評価では、経験的な距離減衰式等に基づく簡便な地震動予測手法が使用されることがほとんどであった。このため、兵庫県南部地震で見られた「震災の帯」のような地域性を持った特殊な現象は予測することが困難であり、物理的なモデルに基づいた、詳細な予測手法が望まれていた。
本研究では、各種地震計による地震観測網からのデータを最大限に活用し、想定された期間・場所において強い地震動に襲われる確率を予測した地図や特定の断層を想定し、それが活動した場合をモデル化して震源断層周辺域の地盤の揺れの分布を精緻に予測する地図を作成することに成功した。
本研究成果は、政府の地震調査研究推進本部地震調査委員会から平成17年3月23日に公表された我が国初の「全国を概観した地震動予測地図」の作成に不可欠なものとして活用されている。
この地震動予測地図は、今後、国のみならず、各自治体や民間企業などにおける防災計画や耐震計画の策定に利用されることが期待されている。

主要論文:

  • 「The fast multipole method for solving integral equations of three-dimensional topography and basin problems」Geophysical Journal International,140,p198-210,2000年1月発表
  • 「Outline of strong motion evaluation in national seismic hazard mapping project of Japan」Journal of Japan Association for Earthquake Engineering,Vol.4,No.3,p50-61,2004年9月発表

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