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お知らせ

つくば奨励賞を受賞

総括主任研究員 堀内 茂木

つくば奨励賞(実用化研究部門)を、独立行政法人防災科学技術研究所 総括主任研究員 堀内 茂木(ほりうち しげき)が受賞しました。
これは、茨城県内において現在研究活動をしているか、又は研究活動をしたことがある研究者であって、その研究成果が実用化される等、県内の科学技術振興 に寄与した研究者に与えられるもので、今回「緊急地震速報のための地震情報即時解析システムの開発」功績により受賞となりました。

概要

巨大地震に伴う被害を最小限にとどめるために、地震発生から3秒以内に震源と地震の強度を推定し、緊急地震速報システムに載せることにより地震波到達前に交通やエネルギーシステムの緊急遮断を可能とする解析プログラムを開発しました。内陸の直下で起きる活断層の地震には際立った効果は難しいが、海溝型の東海・東南海・南海地震には大きな効果を発揮すると期待されています。
国がこのシステムを採用し、2006年8月1日より試験運用を開始しています。

詳細説明

我が国は、大地震による被害を繰り返し受けています。東海、東南海、南海地震の30年発生確率は40-50%であり、これらは日本経済にそれぞれ数10兆円もの被害をもたらすものと懸念されています。このような大地震発生時に、震源位置や地震の規模を瞬時に推定し、大きな被害をもたらすS波や表面波による揺れが到着する前に地震情報を配信できれば、交通機関の緊急停止、火災防止のための各種機器の非常停止、人命を守るための避難誘導等を行うことが可能になり、地震被害の大幅な軽減が期待できます。
本研究では下記に示すように、防災科学技術研究所が日本全域約800ヶ所に設置した高感度地震観測網のデータを用いて、地震の発生位置や規模を瞬時に、かつ、正確に推定し、それを配信するための新しいアルゴリズムを開発しました。そして、それを利用して、堀内システムと呼ばれる即時解析システムを開発しました。開発されたシステムは、気象庁にインストールされ、現在、このシステム等を利用して、約200の研究機関、自治体、マスコミ、民間等に緊急地震速報の試験的配信が行われています。

地震即時解析システム

独立行政法人 防災科学技術研究所

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