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佐藤雪氷防災研究センター長が「吹雪および吹雪災害の予測・防止に関わる研究」で日本雪氷学会学術賞を受賞

授賞式佐藤威 雪氷防災研究センター長が、「吹雪および吹雪災害の予測・防止に関わる研究」により2011年度雪氷学会学術賞を受賞し、9月19~23日に長岡市で開催された雪氷研究大会で授賞式が行われました。 本賞は、雪氷に係る学術の進展に顕著な功績のあった研究者に与えられるものです。


受賞理由

受賞佐藤 威氏は吹雪および吹雪災害について長年にわたり精力的な研究を続け、この分野においてわが国の研究をリードしてきた。吹雪現象は基本的には気象に支配されるが、雪面の状態にも依存し、さらに雪片と雪面の相互作用も重要な役割を演じている。このように複雑な現象に対し、佐藤 威氏は主に(独)防災科学技術研究所の雪氷防災実験棟を活用し、吹雪跳躍層の構造とその発達過程や、飛雪粒子による積雪面の削剥現象、雪片の破壊と飛雪粒子への転化現象、視程の降雪強度・気温・風速に対する依存性などを明らかにした。また、これらの基礎研究に基づいて吹雪や雪道の視程の予測方法を開発・実用化し、新潟県や山形県の吹雪災害防上に成果をあげている。特に、これまで簡単のために吹雪粒子の形状を球と仮定するモデルや計測が多かった中で、飛雪粒子の形状と測定誤差の関係を初めて明らかにした。 このように佐藤 威氏は現象の科学的解明と対策技術の開発を車の両輪として吹雪現象ならびに吹雪災害の研究に取り組んでおり、これまでに得られた優れた研究成果は学術賞に値する。(日本雪氷学会の受賞理由より)

主要関連論文
    (和文論文)
  • 佐藤 威・根本征樹・望月重人,2009:吹雪時の視程の気温依存性について.寒地技術論文・報告集,25,37-40.
  • 佐藤 威・杉浦幸之助・小杉健二・根本征樹・望月重人,2008:吹雪跳躍粒子による積雪面の削剥過程について.寒地技術論文・報告集,24,78-82.
  • 佐藤 威・根本征樹・岩本勉之・小杉健二・望月重人・佐藤篤司,2007:吹雪による視程悪化の予測とその検証.寒地技術論文・報告集,23,75-80.
  • 佐藤 威・望月重人・小杉健二・根本征樹,2005:スノー・パーティクル・カウンター(SPC)による飛雪流量測定に及ぼす飛雪粒子の形状の影響.雪氷、67(6)、493-503.
  • 佐藤 威・岩本勉之・中井専人・小杉健二・根本征樹・佐藤篤司,2004:.吹雪とそれによる視程悪化の広域的予測について.寒地技術論文・報告集,20,332-337.
  • 佐藤 威,2003:吹雪の風洞実験について.雪氷,65(3),279-285..
  • 佐藤 威・東浦将夫,2003:吹雪跳躍層の鉛直構造と気象・積雪条件の関係.雪氷,65(3),197-206.
  • 佐藤 威・小杉健二,2001:風洞実験による吹雪構造と積雪硬度の関係 その 2.寒地技術論文・報告集,17,137-141.
  • 佐藤 威・小杉健二,2000:風同実験による吹雪構造と積雪硬度の関係.寒地技術論文・報告集,16,421-424.

  • (英文論文)
  • Sato, T., Kosugi, K., Mochizuki, S. and Nemoto, M., 2007: Wind speed dependences of fracture and accumulation of snowflakes. Cold Regions Science and Technology, 51, 229-239.
  • Sato, T., Kosugi, K. and Sato, A., 2004 : Development of saltation layer of drifting snow. Annals of Glaciology, 38, 35-38.
  • Sato, T., Kosugi, K., Sato, A., and Snow and Ice Research Group, 2002: Estimation of blowing snow and related visibility distributions above snow covers with different hardness. Proceedings of the 11th International Road Weather Conference 2002, Sapporo, Japan, 1-8.
  • Sato, T., Kosugi, K. and Sato, A., 2001: Saltation-layer structure of drifting snow observed in wind tunnel. Annals of Glaciology, 32, 203-208.

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