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2013年度日本地震工学会論文奨励賞を受賞

災害リスク研究ユニットの岩城麻子研究員が、2013年度日本地震工学会論文奨励賞を受賞しました。 この賞は、日本地震工学会論文集に地震工学および地震防災に関する論文を発表し、優れた研究により地震工学および地震防災の分野で顕著な業績をあげたと認められた若手研究者で、受賞者の年齢が受賞年の4月1日現在で満35歳以下の個人または大学等に在籍する学生に授与されます。 受賞論文は、藤原広行社会防災システム研究領域長との共著によるもので、低周波数地震動の持つ情報を利用して高周波数地震動を推定する新しい計算方法を提案しています。


受賞論文

岩城麻子・藤原広行「低周波数地震動の情報を用いた高周波数地震動合成の試み―関東地域における検討―」日本地震工学会論文集第13巻第4号、2013年8月掲載


受賞理由

本論文は、広帯域地震動計算のために実用的に広く用いられているハイブリッド合成法が低周波数側と高周波数側のそれぞれにおいて有利な手法を組み合わせているため、性質の異なる二つの手法による独立した計算結果を接続していることに由来する問題点があることを指摘した上で、これを解決するために低周波地震動が与えられた場合にその情報を活用して高周波地震動を推定する新しい計算方法を提案している。 論文では、観測された地震記録を用いて提案手法が検証されるとともに、今後の面的な予測法へと拡張するための方法論が提示されている。 以上より、新規性および有用性に加え、今後の発展性も大いに期待されることから、本論文は論文奨励賞に相応しいと判断した。(日本地震工学会の受賞理由より)


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