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水文・水資源学会論文奨励賞を受賞

水文・水資源学会論文奨励賞を受賞したシャクティP.C.特別研究員

水・土砂防災研究部門のシャクティP.C.特別研究員が、水文・水資源学会論文奨励賞を受賞しました。

水文・水資源学会論文奨励賞は、水文・水資源学会会誌又はこれに準ずる刊行物、あるいは主要な国際雑誌等に発表された水文・水資源学の発展に顕著な貢献をなした論文の著者に与えられる賞です。

シャクティ特別研究員の、山岳におけるMPレーダ雨量推定技術の向上や、短時間降水予測技術の向上への寄与が高く評価され、今回の受賞となりました。

授賞式は平成28年9月16日に福島県福島市で開催された水文・水資源学会 2016 年度総会・研究発表会(福島大会)で行われました。


受賞論文

(論文A) Shakti, P. C., and M. Maki, 2014: Application of a modified digital elevation model method to correct radar reflectivity of X-band dual-polarization radars in mountainous regions. Hydrological Research Letters 8(2):77-83.
(論文B) Shakti,P. C., R.Misumi, T. Nakatani, K. Iwanami, M. Maki, A. Seed, and K. Hirano, 2015, Comparison of rainfall nowcasting derived from the STEPS model and JMA precipitation nowcasts, Hydrological Research Letters, 9, 54-60.

受賞理由

シャクティ特別研究員は、山岳におけるレーダー降水量計の測定精度向上に関する課題に取り組んできた。論文Aにおけるアルゴリズムには一般性があり、レーダー雨量計に関する精度向上に大きく貢献するものと判断された。そして、論文Bにおいては、提案された降水短時間予報システムによる予報値は、気象庁現行システムよりも高精度での予測が可能であり、降雨強度が高いほどその傾向が顕著であることが示された。以上の観点から、研究論文の将来性、独創性、可能性が認められることから、論文奨励賞を授与することとした。

受賞コメント

My research focused on the estimation of quantitative precipitation estimate in the case of partial beam blocking and precipitation nowcasting which are very important components of systems that aim at minimizing or managing flash flooding. What I believe is the works which I carried out is very important and makes a creative contribution to progress in the field of hydrology and meteorology.

I am extremely honored to be receiving such important award. It motivates me to continue high level research in coming days. I would like to say my sincere thanks to everyone who helped me during my research field. Special thanks go to the NIED for providing me a platform to continue research works.

私の研究は、レーダのビームが部分的にブロックされた場合における降水量推定手法の開発と、降水の短時間予測に焦点を当てたもので、これらは フラッシュフラッドを最小化したり、管理したりするシステムにおいて非常に重要な要素となるものです。これはとても重要な研究と位置付けられ ており、水文学および 気象学分野の創造的な発展に貢献できるのではないかと考えています。

私は、このような大きな賞をいただいたことを大変光栄に思い、今後もハイレベルな研究を続けていこうと決意を新たにしております。この研究にご協力くださったすべての方々に心から感謝申し上げます。また、私が研究活動を続ける場を与えてくださっている防災科学技術研究所に厚くお礼申し上げます。

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