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平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました

平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰 表彰式の様子

表彰を受ける藤原広行部門長(右から3人目)

社会防災システム研究部門の藤原広行部門長(レジリエント防災・減災研究推進センター センター長兼任)が平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。

「防災功労者内閣総理大臣表彰」とは、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和 57 年 5 月11日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及または防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体または個人を対象として表彰されるものです。

今回の受賞は、全国強震観測網の整備および地震への備えを行う全国地震動予測地図の作成に貢献するとともに、政府の地震調査研究推進本部の委員等として提言を行うなど、藤原広行部門長が地震調査研究の推進に果たした功績が評価されたものです。

表彰式は、9月8日に総理大臣官邸で行われました。

受賞功績

功績概要:防災体制の整備

同氏は、全国強震観測網の整備、強震動予測のためのシミュレーション手法の開発、日本全国を対象とした地盤モデルの構築および地下構造データベースの開発、それら要素技術を統合した地震ハザード評価手法の研究開発を行い、地震への備えを行うために有用な「全国地震動予測地図」の作成・提供に大きく貢献し、災害リスク情報の利活用を進めるための災害リスク情報プラットフォームの研究開発等のプロジェクト研究、さらにリアルタイムでの地震被害推定・状況把握システムの開発において中心的な役割も果たしてきた。

これらの研究成果は、国・地方自治体における地震対策において活用されるとともに、地震保険の料率算定等でも利用されている。

また、平成28年熊本県熊本地方を震源とする地震においても、被害推定情報を各省庁および自治体に提供し、状況把握などに活用されている。

さらに1999年より政府の地震調査研究推進本部の専門委員等を務め、我が国の地震防災対策の強化、特に地震による被害の軽減に資する地震調査研究の推進に貢献していることにより、防災対策の推進に多大な貢献をした。

受賞コメント

平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰 パーティの様子
平成29年防災功労者内閣総理大臣表彰 パーティの様子

栄誉ある表彰をいただき感謝いたします。

私は、防災科学技術研究所に入所して以来一貫して地震防災に関する研究を進めてまいりました。1995年の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、全国的な強震観測網の整備や全国地震動予測地図の作成、地震ハザード評価の基盤情報としての地下構造データベースの整備に関する研究プロジェクトを進めるとともに、そうした情報の利活用を目指し、災害リスク情報プラットフォームの開発などに携わってきました。こうした中、6年半前に起きた東日本大震災では、地震に関する知見が不十分であることを痛感し、以来、その教訓を踏まえた地震防災研究を続けてきました。数年前からは、リアルタイムでの地震被害の推定および状況の把握を行うためのシステム開発に取り組んでおり、熊本地震では研究成果の一部が災害対応に活用されました。

これまでの研究開発を支えてくださった多くの方々に感謝申しあげるとともに、今後も地震災害軽減に向けて研究を進めてまいります。

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