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第12回 科学技術の「美」パネル展 最優秀賞受賞

表彰式の様子

雪氷防災研究センター新庄雪氷環境実験所の阿部修客員研究員が、第12回科学技術の「美」パネル展で最優秀賞を受賞しました。
 科学技術の「美」パネル展は、科学技術団体連合が主催し、研究過程や研究成果の中で生じた美しく感動的な画像を、科学者や研究者のみならず一般の方々とも共有しながら、科学技術に関する関心を一層広げる作品を公募するものです。
 阿部修客員研究員の作品は、雪氷防災実験棟で作られた雪の結晶を撮影したもので、その貴重な美しさが高く評価され受賞したものです。
 表彰式は、4月12日に国立研究開発法人科学技術振興機構の東京本部大会議室で行われました。

  

受賞コメント

表彰式の様子
                   

この人工雪は、防災科学技術研究所の共用施設である、雪氷防災実験棟で作られたものです。この施設には夏でも人工雪を降らせることのできる、降雪装置が備えられていて、毎週のように大学や企業の方々が訪ねてきて様々な実験を行っています。
 この写真は、たまたま、顕微鏡の視野に入りきれないほど、大きな人工雪を見つけたので、移動装置を使って6枚に分けて撮影し、後から合成したものです。
 この作品は、それほどカラフルでもないので、とても表彰されるとは思っていませんでした。
 この作品が選ばれたのは、雪の結晶に、人を引きつける魅力があるからではないかと思っています。
 まず、雪の結晶には、調和のとれた美しさが感じられます。
 次に、あれだけ無数に降る雪でも、ほかに一つとして同じ結晶が存在しないと思うと、とても貴重なもののように見えてしまいます。
 最後に、雪の結晶は、すぐその形が失われてしまう運命にあると言うことです。
 たとえ氷点下でも、数分もすれば形が変わってしまい、もちろん融けてしまえば跡形もなくなります。
 ですから、雪の結晶を見るときに、我々日本人は、茶道の「一期一会」に似たような感情を抱くのではないかと思っています。これが最優秀賞に選ばれた理由だと思っています。
 私自身も、このような見事な人工雪に出会えたことは幸運であったと、今更ながら思っているところです。

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