2. 大型耐震実験施設の概要
大型耐震実験施設は、世界でも最大級の一次元振動台を備えた施設です。
この振動台は、概ね正方形で15m×14.5mのサイズをもち、住宅など構造物を設置して 振動台を動かして地震を発生させる装置です。
本施設は、筑波研究学園都市における第1号施設として昭和45年6月に開設されて以 来、ビルや住宅、さらに橋梁、堤防、沈埋トンネル、産業施設、原子力施設、等の実物 或いは大型模型の実験に利用され、これらの耐震安全性向上に多大の貢献をしてき ました。
また、本施設は強震観測で得られた地震動記録を正確に表現することができ、構造物 等の破壊機構の解明や、より長い周期を有する構造物等の応答特性の確認等、幅広 い耐震工学の要請に応えることができます。
本施設は共用施設として、大学や各省庁試験研究機関との共同研究、或いは民間等か らの委託による受託研究または、施設貸与も行っています。
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