雪国の情報革命 〜雪おろシグナル~

屋根雪事故の軽減にむけた積雪重量分布情報の発信

毎年多数の犠牲者を出す屋根雪処理中の事故を軽減するため、屋根雪おろしの判断材料に用いる「雪おろシグナル」を開発した。地理院地図上に積雪重量の分布を表示する雪おろシグナルは、昨冬に新潟県を対象に公開を開始して以降、ひと冬で56,000 以上のアクセスを記録した。今冬は山形県及び富山県で公開を開始し、今後も順次拡大を進める。 

雪おろシグナルとは

雪おろシグナルの仕組み

使用方法

図1 雪おろシグナルの画面。右下はスマートフォンでこのサイトのURLを読み取るためのQRコード。
図2 積雪荷重計算サイト

社会実装

雪氷防災研究部門 主任研究員
平島 寛行(ひらしま・ひろゆき)
2004 年北海道大学 博士(地球環境科学)
2004 年防災科学技術研究所入所。
雪氷災害発生予測システムにおける積雪変質モデルSNOWPACKの改良、雪崩発生予測及び道路雪氷予測に関するモデルの開発、3 次元水分移動モデル等、湿雪に関するモデルの開発、雪おろシグナルのシステム開発等に従事。2011 年より現職。
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