第3回高専防災減災コンテスト要旨集
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12提案者1.アイデア検証のプロセス2.ステークホルダー・インタビューの分析地域の四役の方々・現状としては,今後の活用に関しての具体的なビジョンが持てていない.・災害を「じぶんごと」として考えられるイベントにしていきたい.・企画の主体はどこが担うのか.地域の負担感の少なく進めていけることも重要.平第四小学校・年度ごとに実施する行事を決めるため,今年度に組み込むのは難しい.・小学6年生(被災当時小学1年生)を対象として実施し,低学年は今後の検討事項とする.・小学6年生は実際に被災している子もいるため,精神面での配慮が必要インタビューの分析(アイデアの強み・弱み)・小学校の先生ならではの視点のご意見や地域の方の負担感など,ヒアリングを3.社会実装に向けた取り組みステークホルダーへのインタビューやメンターミーティングからの課題を改善・対象学年の検討→地図を読み取る学習をしていない小学1年生にはタイミング的に早いという意見をいただいたので,概要①対象の地域の役員の方へのヒアリングアナデジサイネージ設置後の状況・問題点やアナデジサイネージの今後の活用について,地域の役員の方のご意見をうかがった.今回のアイデアの説明・提案もさせていただき,小学校へのヒアリングにもご協力いただけることが決定した.②対象の小学校へのヒアリング小学校へアイデアの説明・提案をさせていただき,アイデアの実現性を高めるためのご意見もいただいた.小学校は年度の行事がほとんど決まっている状態のため,今年度中にアイデア実施をするのは難しいかもしれないが,学内で検討していただく運びとなった.③ヒアリングでいただいた意見をもとにアイデアの改善地区と小学校のヒアリングから,小学生の対象学年や実施内容の調整,QRコード内の情報の選定が必要であると気づき,アイデアの改善を行った.④アイデアの実施地区の役員の方や小学校の先生のご協力のおかげで,2024年12月に小学校の6年生の担任の先生との打ち合わせが決定した.また,2025年の2月にアイデアの実施を計画していただくことができた.してみないとわからない要素が多いため,こまめにヒアリングをしてアイデアの調整が必要だと感じた.・アイデア実施までに必要なヒアリングで,地域の方と小学校など地域内のコミュニティが活性化するため,実施の準備段階から地域において良い効果が期待される.・本活動のような防災に対して積極的な地域でも実施が難しいため,防災意識の低い地域での実施はさらに難しいと考える.また,地域によって抱えている災害リスクが異なったり,ハザード標識が無い地域もあったりするため,2月に実施して汎用性を見いだせるかどうかが社会実装と横展開を考えるうえで重要である.・使用する画像・動画→参加する小学生の精神面を配慮して,アイデアを実施する際はサイネージのQRコード内の画像や・小学生の興味を引く内容→アイデアを実施する際は臨時のQRコードをシールで作成し貼り付けて,そこに防災クイズを地区の役員の方と小学校でインタビューを行う様子アイデア検証報告資料福島県いわき市平窪地区は令和元年東日本台風で甚大な被害を受けた地域で,その経験を伝承させるためにアナログとデジタルの情報を融合したアナデジサイネージを設置した.この地域ではサイネージを本当に意味のあるものにするためにどのように活用するべきかという課題を抱えている.この課題を解決するために,小学校で配布されているタブレットとサイネージをツールとした“三世代防災教育“を提案する.アイデアの実施にあたり,対象の地域と小学校へアイデアの説明・提案をし,ヒアリングを行って合意形成を図った.アイデアの実施と改善を繰り返すことで,災害リスクを抱える様々な地域に横展開し,防災意識を高められることが期待できる.塩見慎太郎・佐藤大夢・高橋明季・根本のぞみ・馬場未來まずは6年生に絞ってアイデアを検証し,その後.低学年への展開を検討する.動画を一部非表示にする.入れることで,小学生に楽しみながら防災について学んでもらう.福島工業高等専門学校「防災って何︖」をゼロに︕~縦と横で学ぶ防災~

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