17ポスターセッションでは、各チームが提出したアイデア検証報告資料をポスターブースに掲示し、各チームがプレゼンテーションでは説明しきれなかった苦労した点、課題点、裏話などを紹介しました。多様な視点から活発な質疑応答も行われ、他のチームのメンバーやメンター、協賛企業、一般参加者などとのコミュニケーションにより、新たな交流が生まれると共に、次のアイデアの発想や、今のアイデアに対する改良などに繋がる有意義な交流となり、ここから新たな取組みが生まれることも大いに期待できるポスターセッションとなりました。最終審査会後に行われた情報交換会は、コンテストの振り返りを、メンター、協賛企業の担当者、高専生と教員等が一緒に行う場として企画され、冒頭に最終審査会で司会を務めた奥村氏から防災活動について発表がありました。協賛企業各社のブースでは、各社の事業や具体的な課題への取組が紹介され、参加した高専生が今後の学習や将来を考える機会になりました。「他校の参加者と交流し、自分たちのアイデアに対する意見や感想を直接聞くことができ、有意義な時間を過ごせました。また、アイデアに興味を持っていただいたことで新たな人脈を築く機会にもなりました。他校の発表で興味を持ったアイデアについて質問や説明を受け、多くの学びを得られました。一方通行のプレゼンテーションとは異なり双方向で情報交換できる貴重な経験となりました。」(石川高専チーム)「他高専の研究について質問し、それぞれのチームから的確な回答をいただきました。発表だけでは分からなかった深い部分を知ることができ、さらに興味が湧きました。また、私たちのブースにも多くの方にお越しいただき、「おとな紙さん」の防音性や着け心地、長所・短所について、実際に着用いただきながら説明しました。動画では伝えきれない魅力をお伝えし、特徴をしっかり伝えることができたと思います。」(新居浜高専チーム)「高専生の皆さまに講演する機会をいただきました。体験した東日本大震災や、能登半島地震での支援活動の話などお伝えしたところ、熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。ありがとうございました。高専生のアイデア、技術力、そして行動力の素晴らしさに感動しました。堂々とプレゼンする姿、また受賞後のインタビューではユーモアのあるコメントなど、心に残りました。皆さんの思いやプロジェクトが社会に実装される日が来ることを祈っています。そして、これ以上、災害で悲しい思いをする人が出ませんように。」(防災アナウンサー 奥村奈津美)「情報交換会に参加した他の高専生、高専教員およびメンターの方々と輪になって和気あいあいとした雰囲気の中、楽しく交流をすることができました。高専防災減災コンテストの提案内容に対する苦労話や将来的な提案の方向性についても構想を詳しく聞くことができ、各チームの考えの深さや真剣さを感じました。さらに協賛企業のご発表では、今まで知らなかった企業の業務内容を知ることができ貴重な時間となりました。」(岐阜高専チーム)「情報交換会では、全国の高専生と交流し、お互いのチームのアイデアについて直接意見を交わすことができました。検証期間中に直面した課題について共感する場面も多く、非常に充実した時間となりました。また、企業の発表では、自分の専門分野とは異なる業界の話を聞くことができ、新たな視点を得る貴重な機会となりました。他高専の先輩からインターンに関する話を伺うこともでき、今後の進路を考える上で大変有意義な経験となりました。」(明石高専チーム)ポスターセッション情報交換会
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