第3回高専防災減災コンテスト要旨集
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18本コンテストの特徴として挙げられるのが、メンターによるサポートです。アイデア検証時には、防災科研の研究者等がメンターとして、各チームをサポートします。沖縄工業高等専門学校福島工業高等専門学校 鹿児島工業高等専門学校  『災害時孤立地域の情報架け橋 アドホック防災ヘルメットの開発』 『「防災って何?」をゼロに! ~縦と横で学ぶ防災~』『SDG’sに配慮したシラスの改良』「自分たちの被災経験から、インフラに依存しない通信ネットワークを自分たちで作ろうと志し、失敗を重ねながらも実際に動くものを作りあげたこと「初めての参加でしたが、アドバイスを参考にコメットの開発や最終審査会で活動の成果をうまく伝「活動の進め方や本番に向けてのスケジュールの立て方など、開発やステークホルダーインタ「動画を面白くするにはどのような構成にすると良いかアドバイスを頂き、最終審査会では迫真の「被災経験のある地元で、防災情報を伝えるデジタルサイネージの設置と被災経験の伝承の取組でコンテストに初挑戦。短期間でメンターともども「私たちは、防災減災コンテストに今回初めて参加しました。初めての取り組みだったため分からな(福島高専チーム)「鹿児島県本土の約半分を占めながら重金属を含まない優れた地盤改良材でもあるシラスに着目し、防災とSDG’sに配慮した素晴らしい取り組みで「1993年に鹿児島で生じた豪雨による土砂災害は甚大な被害をもたらし、毎年8月になると犠牲者は素晴らしい成果です。たくさんの意見を聞いて、ぜひ社会への実装を期待しています。」(沖縄高専チームメンター 筒井和男)えるための準備に取り組むことができました。」(沖縄高専 高橋)ビューなどを計画的に行うことができました。」(沖縄高専 大城)演技を披露することができました!」 (沖縄高専 神谷)学ぶ点が多く、防災活動を身近なものとする努力は今後も続くと期待します。」(福島高専チームメンター 内山常雄)いことばかりでしたが、メンターの方々より専門的な視点の意見を多くいただけたため、私たちのなかで納得できるかたちで終えることができました。悔しくも賞は取れませんでしたが、様々な人に支えられて立てた舞台だということを忘れずに今後の活動に取り組んでいきたいと思います。」した。私も関わらせていただき非常に貴重な経験でした。」(鹿児島高専チームメンター  横山仁)への追悼とともに災害への啓発番組が放送されます。我々は防災のみならず環境への負荷をできるだけ小さくすることを目指して、鹿児島の地盤を構成する特殊土「シラス」に挑みました。その手法は主に我々の専門である土木工学の手法によるものですが、火山および気象を専門とされるメンターのご意見から多くの気付きをいただきました。」(鹿児島高専チーム)メンター活動では、防災減災の専門家であるメンターが、高専生の皆さんをサポートします。メンターは、防災科研をはじめとする研究機関や企業、団体に所属しており、日々、防災減災に取り組んでいます。高専生の皆さんは、アイデアを検証する過程で、様々な課題に直面するでしょう。そんな時、科学的知見や過去事例、ステークホルダーの紹介など、メンターは自身の経験に基づいた助言を提供し、アイデア検証を支援します。と偉そうなことを言いつつ、メンターは寄り添いながら一緒に楽しんでいるというのが本当のところです。高専生の皆さんのアイデアは目を見張るものが多く、そんな挑戦に少しでも役立つことができればとても嬉しく思います。(メンター: 防災科研 巨大地変災害研究領域 火山防災研究部門  三輪 学央)メンター活動

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