77SAIカメラPSAIカメラBP信B信受受00防災科研賞防災科研賞本コンテストの実証期間中に以下の3つの検証プロセスを経てコメットを完成させた。本コンテストの実証期間中に以下の3つの検証プロセスを経てコメットを完成させた。(1)コメットの開発︓コメットの外観を図に⽰す。開発は基板作成からスクラッチで⾏った。コメットは防災時に常時被れるよう(1)コメットの開発︓コメットの外観を図に⽰す。開発は基板作成からスクラッチで⾏った。コメットは防災時に常時被れるように300g程度の⼩型軽量であり、LPWA通信で定型⽂の送受信を⾏う。定型分の宛先と選択は5つのボタンで簡単に⾏え、受信したに300g程度の⼩型軽量であり、LPWA通信で定型⽂の送受信を⾏う。定型分の宛先と選択は5つのボタンで簡単に⾏え、受信した情報はLCDディスプレイに表⽰される。ヘルメット側⾯のモバイルバッテリーのみで約72時間の連続運転が可能であり、さらに情報はLCDディスプレイに表⽰される。ヘルメット側⾯のモバイルバッテリーのみで約72時間の連続運転が可能であり、さらに現在、⾜押しバッテリーからの⾃家発電機構も開発中である。⼀番の特徴は、LPWAの広域性と低電⼒性を利⽤したバケツリレー現在、⾜押しバッテリーからの⾃家発電機構も開発中である。⼀番の特徴は、LPWAの広域性と低電⼒性を利⽤したバケツリレー式の情報伝達⽅式(アドホック)でありスマートフォンの基地局を⽤いずに被災地内の情報通信ネットワークを迅速に確⽴できる。式の情報伝達⽅式(アドホック)でありスマートフォンの基地局を⽤いずに被災地内の情報通信ネットワークを迅速に確⽴できる。障害物影響障害物影響(2)通信実験︓コメットを着⽤した屋外実験やシミュレーションにより、災害(2)通信実験︓コメットを着⽤した屋外実験やシミュレーションにより、災害時の孤⽴状況を想定した建物内外で通信実験を実施した。電波進路に障害物が時の孤⽴状況を想定した建物内外で通信実験を実施した。電波進路に障害物がある環境下で18台のコメット間で500m以上かつ最⼤300kbpsまでのパケットある環境下で18台のコメット間で500m以上かつ最⼤300kbpsまでのパケットロスなし伝送が可能である。これより約10km四⽅の被災地エリアでテキストロスなし伝送が可能である。これより約10km四⽅の被災地エリアでテキストメッセージを⾃由に伝送できる⾒通しを得た。メッセージを⾃由に伝送できる⾒通しを得た。(3)AIカメラの開発︓被災者を⽀援するため被災地の状況を正確に把握するこ(3)AIカメラの開発︓被災者を⽀援するため被災地の状況を正確に把握することが最も重要である。そこで、コメットに装備したカメラから⾃動的に建物のとが最も重要である。そこで、コメットに装備したカメラから⾃動的に建物の崩壊レベルを判定し、多くのコメットユーザから得られた情報から被災地の崩崩壊レベルを判定し、多くのコメットユーザから得られた情報から被災地の崩壊マップを作成するAIカメラ技術を開発した。崩壊度合いが異なる同じ建物の壊マップを作成するAIカメラ技術を開発した。崩壊度合いが異なる同じ建物の教師画像を⽣成AIを利⽤して⽣成するアイディアを⽤い、我々の必要とする崩教師画像を⽣成AIを利⽤して⽣成するアイディアを⽤い、我々の必要とする崩壊判定AIを完成させた。平均の判定精度は91%に達した。壊判定AIを完成させた。平均の判定精度は91%に達した。地⽅⾃治体・消防署・⾃衛隊・医療機関を巻き込んだコメット利⽤による災害発⽣時シナリオを策定した。災害発⽣5分後から地⽅⾃治体・消防署・⾃衛隊・医療機関を巻き込んだコメット利⽤による災害発⽣時シナリオを策定した。災害発⽣5分後から徐々にコメットによるネットワークが形成され始め、30分後にはアドホックネットワークが完全に成⽴する。コメットからの情徐々にコメットによるネットワークが形成され始め、30分後にはアドホックネットワークが完全に成⽴する。コメットからの情報を集約し、⼟砂災害による道路封鎖情報の共有や、⽣存者の把握、安否確認、急患の有無を把握し、迅速な救助⽀援が⾏える。報を集約し、⼟砂災害による道路封鎖情報の共有や、⽣存者の把握、安否確認、急患の有無を把握し、迅速な救助⽀援が⾏える。コメットにより集められた情報により被災状況の把握を通じて迅速な救助⽀援が開始する。コメットにより集められた情報により被災状況の把握を通じて迅速な救助⽀援が開始する。災害発⽣時には固定/携帯電話サービスの基地局が崩壊し通信網が遮断されることが多く、被災地と被災者の災害発⽣時には固定/携帯電話サービスの基地局が崩壊し通信網が遮断されることが多く、被災地と被災者の状況把握の遅れによる2次被害の問題が指摘されている。そこで、既存の通信インフラに頼らずに、情報の収状況把握の遅れによる2次被害の問題が指摘されている。そこで、既存の通信インフラに頼らずに、情報の収集と提供が⾏える災害に強い通信ネットワークの構築が急務である。集と提供が⾏える災害に強い通信ネットワークの構築が急務である。本取り組みでは、災害時⽤ヘルメットに通信機能と情報収集機能を備えることで上記解決を図る⾰新的なウェ本取り組みでは、災害時⽤ヘルメットに通信機能と情報収集機能を備えることで上記解決を図る⾰新的なウェアラブルデバイス(名称:コメット)を開発する。コメットを被った被災者は付近のコメットと無線回線が⾃動アラブルデバイス(名称:コメット)を開発する。コメットを被った被災者は付近のコメットと無線回線が⾃動的に接続され、被災者の間で情報がバケツリレー⽅式で次々に伝わり、情報通信ネットワークが⾃動的に拡⼤的に接続され、被災者の間で情報がバケツリレー⽅式で次々に伝わり、情報通信ネットワークが⾃動的に拡⼤していく。コメットを被った被災者の少なくとも1⼈が防災センターと直接通信できる状態になれば、コメッしていく。コメットを被った被災者の少なくとも1⼈が防災センターと直接通信できる状態になれば、コメットを被った被災者全員も防災センターと通信ができる。コメットを⽤いた実験・評価・デモンストレーショントを被った被災者全員も防災センターと通信ができる。コメットを⽤いた実験・評価・デモンストレーションを⾏い、ステークホルダーとの対話を通じて機能改善や災害時への適応⽅法の明確化を図る。を⾏い、ステークホルダーとの対話を通じて機能改善や災害時への適応⽅法の明確化を図る。神⾕智喜・⼤城和彦・⾼橋蓮神⾕智喜・⼤城和彦・⾼橋蓮LPWAモジュールLPWAモジュール崩壊レベル3と判定崩壊レベル3と判定被害⼤被害⼤被害中被害中被害⼩被害⼩Lv3 0.72,Lv3 0.72,Lv1 0.23,Lv1 0.23,Lv2 0.06Lv2 0.06沖縄気象台との議論沖縄気象台との議論(11上旬)(11上旬)崩壊マップの作成崩壊マップの作成イベントでの発表イベントでの発表(11⽉下旬)(11⽉下旬)崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別崩壊度の⾃動判別登壇者とプログラム決定登壇者とプログラム決定(11⽉中旬)(11⽉中旬)アイデア検証報告資料40040030030020020010010000500m伝送可能500m伝送可能400400400400送信BPS送信BPS200200200200600600600600600600コメット1号コメット1号完成︕完成︕モバイルバッテリーモバイルバッテリー提案者提案者1.アイデア検証のプロセス1.アイデア検証のプロセス2.ステークホルダー・インタビューの分析2.ステークホルダー・インタビューの分析(1)沖縄気象台との対話︓災害と防災に深く関わる沖縄気象台から、実際に災害現場に⾏くときに是⾮使いたい︕1対1通信だけ(1)沖縄気象台との対話︓災害と防災に深く関わる沖縄気象台から、実際に災害現場に⾏くときに是⾮使いたい︕1対1通信だけでなく気象台からの防災・避難情報をコメットで受信できるのは良い。⼩・中学校にコメットを配備し、スマートフォンを持たでなく気象台からの防災・避難情報をコメットで受信できるのは良い。⼩・中学校にコメットを配備し、スマートフォンを持たない児童が保護者と連絡とれる、などのプラスの意⾒をいただいた。⼀⽅で、なぜヘルメットに通信機を着⽤するのか、トランない児童が保護者と連絡とれる、などのプラスの意⾒をいただいた。⼀⽅で、なぜヘルメットに通信機を着⽤するのか、トランシーバーと何が違うのか、コメットを普及させるには低コスト化が重要である、とういう指摘もいただいたた。これに対し、コシーバーと何が違うのか、コメットを普及させるには低コスト化が重要である、とういう指摘もいただいたた。これに対し、コメットの利点としてネットワーク拡⼤性と低消費電⼒、及びAIによる現地状況の⾃動解析をわかりやすく広報することや、国交メットの利点としてネットワーク拡⼤性と低消費電⼒、及びAIによる現地状況の⾃動解析をわかりやすく広報することや、国交省の防災・減災対策事業補助⾦や総務省のICT防災推進関連補助⾦などの活⽤が有効である分析を⾏った。省の防災・減災対策事業補助⾦や総務省のICT防災推進関連補助⾦などの活⽤が有効である分析を⾏った。(2)防災・減災研究会の新たな⽴ち上げ︓コメット活動(2)防災・減災研究会の新たな⽴ち上げ︓コメット活動に興味を持ってくれた沖縄県内の防災・減災研究者が集に興味を持ってくれた沖縄県内の防災・減災研究者が集う新しい研究会を琉球⼤学と協⼒して⽴ち上げることとう新しい研究会を琉球⼤学と協⼒して⽴ち上げることとなった。賛同者を集めるためのパンフレット作成を⾏い、なった。賛同者を集めるためのパンフレット作成を⾏い、県内⼤学等6件の研究発表を通じて様々な専⾨家との対県内⼤学等6件の研究発表を通じて様々な専⾨家との対話を⾏う。(研究会は12⽉14⽇であり最終発表会で詳話を⾏う。(研究会は12⽉14⽇であり最終発表会で詳細を述べる)細を述べる)(3)様々なイベント参加︓コメットの活動を発表し、多(3)様々なイベント参加︓コメットの活動を発表し、多くの住⺠や研究者に対する周知と意⾒を得た。沖縄恩納くの住⺠や研究者に対する周知と意⾒を得た。沖縄恩納村産業まつり、テクノ愛、OIST科学サイエンスフェア村産業まつり、テクノ愛、OIST科学サイエンスフェア3.社会実装に向けた取り組み3.社会実装に向けた取り組み概要概要沖縄⼯業⾼等専⾨学校沖縄⼯業⾼等専⾨学校災害時孤⽴地域の情報架け橋アドホック防災ヘルメットの開発災害時孤⽴地域の情報架け橋アドホック防災ヘルメットの開発
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