ションが始まりました。どのチームも創意工夫と、特に、本コンテストが強く求めているステークホルダーへのインタビューにもしっかりと取り組まれました。表彰は事前に予定していた5賞に加えて、審査員の強い要望により「審査員特別賞」の授与が急遽最終審査会に進んだ10チームが一堂に会しました。各校の先生や生徒の皆さんに直接会えた感慨もひとしおの中、プレゼンテー決まりました。それだけ、どのチームも素晴らしかったということですね。最後に土光敏夫さんの名言を贈ります。「人は説教では動かぬが、自らが実行すれば動き出す。」冒頭に、1月1日に発生した能登半島地震に関して、高専関係でも大きな被害が発生したことや、関係者に犠牲者が出たことに触れ、参加者全員による黙とうを行いました。続けて、谷口理事長からは、昨今の状況から、改めて本コンテストの意義が強調され、若い高専生のアイデアが防災減災分野で社会実装されることへの強い期待が示されました。また、参加者へ防災士の取得などを通じた防災意識の涵養を呼びかけ、最後に、本コンテストを共同して主催する防災科研・国際科学振興財団や関係者への御礼と参加者への激励を行って挨拶を締めくくりました。高等専門学校に在籍する学生を対象として、防災減災に関わる社会課題を解決する技術のアイデアとその検証過程を競う機会を提供し、活動を通じた高専生の成長の促進と若い力による社会の災害レジリエンス向上に寄与することを目的に実施しています。全国の高専から27件の応募があり、本日は、その中から書類審査を通過したファイナリストの10チームが、試作、実験、ステークホルダーへのインタビューなどを通して、自らの提案のアイデアについて検証を行った成果を動画にまとめ、発表を行いました。アイデア検証の期間には、防災科研の研究者や関係する機関から参画したメンターが、各チームの取り組みに寄り添いながらアドバイスなど伴走支援しました。実際の現場でのステークホルダーのインタビューなどを通じて、高専生は成長し、各チームのアイデアは磨かれて変化していきました。①地域への実装や他地域への展開の可能性②課題検証のプロセスの明確さ ③ステークホルダーへのインタビューの分析 ④アイデア検証報告動画の工夫 ⑤最終審査会でのプレゼンテーション審査員長:川島 宏一(筑波大学システム情報系社会工学域 教授)審査員 :坂下 哲也(日本情報経済社会推進協会 常務理事) 諸橋 和行(中越防災安全推進機構 業務執行理事) 國枝 佳明(国立高等専門学校機構 理事(富山高等専門学校長)) 下田 貞幸(国立高等専門学校機構 学務総括参事) 岩波 越(防災科学技術研究所 研究主監) 取出 新吾(防災科学技術研究所 総合防災情報センター長補佐) 吉岡 高志(国際科学振興財団 専務理事) 田中 敏(国際科学振興財団 理事) 讃岐 好伸(NHKメディア総局展開センター防災・復興明日をまもるナビ担当)アイデア検証の最終審査は次の5つの観点で行われました。審査員3最終審査会主催者挨拶国立高等専門学校機構 理事長 谷口 功趣旨説明
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