第2回高専防災減災コンテスト要旨集
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123456788NO.回答者の属性(居住地域・性別・年齢・同居家族)実際に災害が起きたときに理想的だと思う男性と女性の関わり方避難所で生活環境に配慮してほしいと思うこと地域防災に女性の意見を反映させるのに効果的だと思うこと地域防災活動へ女性が参画するために必要だと思うこと質問項目参加したことのある訓練や講習会地区防災訓練に対する自分の考え地区防災訓練での男性と女性の関わり方取り組み成果・効果取り組み内容男⼥逆防災訓練が⼥性参画促進に有効的であったということ男⼥の性別による活動の区別意識が浮き彫りになった。そのための対策がしやすくなり、⼥性参画の防災訓練の取り組み提案できる取り組みを通じて得られた成果ステークホルダーヒアリングで得られた取り組みへの期待山本晴稀(学生),堀江勇正(学生),若林輝(学生),高間海友(学生),佐々木俊亮(学生),保木克也(学生),樋口直也(教員)福井県では,令和4年8月の記録的な豪雨により大規模な土砂崩れや落橋が発生し,地域住民の避難に影響を及ぼした.現状,災害を経験したことのある人は,災害が起こった際に危機感を持って避難経路を想定することはできる.しかし,災害経験がない人は具体的な災害イメ―ジが浮かばないため,災害が起こった際に柔軟に対応できないと考えられる.本提案では,大規模な災害の様子をプロジェクションマッピングを用いて部屋の壁4面に投影し,仮想的な災害を作る.そして,仮想的な災害を部屋全体で体感しながら逃げ地図を作成することで,避難意識にどのような変化を及ぼすのか検証する.また,想定外の問題を考慮した「もう一つの逃げ道」が必要かどうかについても検証する.検証内容1.プロジェクションマッピング壁4面に投影するための映像を360°カメラで撮影してunityで4方向に分割しました.2.スクリーンの作成プロジェクションマッピングを映し出すための空間を塩ビパイプと白の布を使って作製しました.取り組みを通じて得られた成果高専生の取り組みに行政機関,民間業者が賛同し,メンターに協力していただいたことで体感型逃げ地図を製作することができました.体感型逃げ地図を実際に行った結果,「プロジェクションマッピングは実際の災害を擬似体験できる効果があると思う」や,「川沿いの道は災害によって通行止めになる可能性が高いということを実際の映像で体感できた」などの意見が得られた.ステークホルダーヒアリングで得られた取り組みへの期待・デジタルツールであるプロジェクションマッピングと従来用いられているワークショップ形式の逃げ地図を掛け合わせるというアイデアは,若年層が防災に関心を持つきっかけとして,とてもいいと思う.・豪雨の際,短時間で川の水位が上昇するため,時間が経つと水位が増していき,被害が大きくなっていく水害のプロジェクションマッピングを擬似体験できたらとても面白いと思う.図2避難所における優先順位の高い部屋提案者提案者企画概要企画概要福井工業高等専門学校体感型逃げ地図(安全な避難経路)取り組み内容取り組み成果・効果体感型 逃げ地図(安全な避難経路)日常生活から考える女性視点の災害対策『フェーズフリー防災』図4-1地区防災訓練の参画意欲の比較中出咲良前田萌子小林洸太長谷浩希畠山大輝新井葵々教員:芹川由布子⼥性のためのフェーズフリー防災のため、防災訓練への⼥性参画を促進する。そのために、⼥性が必然的に防災訓練でリーダーシップを取ることのできる仕組み男⼥逆防災訓練を実施する。簡易区画整理や、炊き出し、段ボールベッド作りなどを参加者に体験していただくき、アンケートをとることで男⼥逆防災訓練が⼥性参画に効果的かどうかを調査する。検証内容福井市役所⼥性活躍推進課の⽅々と協⼒し、アンケートの実施⼥性参画の促進のため男⼥逆防災訓練の実施(区画整理体験)提案者企画概要福井⼯業⾼等専⾨学校⽇常⽣活から考える⼥性視点の災害対策『フェーズフリー防災』福井工業高等専門学校福井工業高等専門学校

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