ふだん見慣れている積雪ですが、その中身となると意外に知らないことが多いものです。積雪観測は、積もっている雪の状態を正しく把握し、記録するために行います。これにより、雪崩や吹雪などの雪氷災害がなぜ起こるのか、あるいは、積雪が水資源としてどれだけあるのかなどを,定量的に解き明かすことが可能になります。また、道路除雪や屋根雪処理を効率的に行なうためにも必要不可欠なものです。
このたび(社)日本雪氷学会東北支部と防災科学技術研究所雪氷防災研究センター新庄支所では、初心者でもわかりやすく学べるように、ベテランスタッフによる積雪観測講習会を開催致します。この講習会の目標は、参加された皆さんが積雪層の状態を判断し、観測結果のレポートを作成できるようになることです。受講された方には修了証書を発行します。
日 時:2008年1月17日(木)8:30 受付開始
8:45〜 9:45 講演 雪の性質の基礎知識
10:00〜11:00 野外実習 積雪断面観察
11:00〜12:00 野外実習 積雪データの測定
12:00〜13:00 室内実習 積雪データの整理
場 所:八幡平リゾートホテル(URL:http://www.hachimantai.co.jp/)及びその周辺
〒028-7302 岩手県八幡平市八幡平温泉郷
講 師:小杉健二、根本征樹(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 新庄支所)
参加費:社会人2,000 円、学生1,000 円
主 催:(社)日本雪氷学会東北支部
(独)防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 新庄支所
共 催:日本雪工学会、北東北エリア雪崩事故防止研究会
申込先:〒996-0091 山形県新庄市十日町高壇1400
(独)防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 新庄支所
積雪観測講習会事務局 小杉健二
(電話:0233-23-8005 、 eメール:kosugi@bosai.go.jp)