日時: 2011年2月22日(火)−23日(水) 場所: 防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター 大会議室(新潟県長岡市) http://www.bosai.go.jp/seppyo/ ポスターはこちら Abstractはこちら キーワード: 「降雪粒子の特徴とレーダー観測」 主旨: 雪氷災害の予測のためには正確な降雪量予測が要求されるが、そもそも その検証としてのレーダー降雪観測も、量と場所の精度を上げるのは容易ではな い。その最大の理由は降雪粒子の複雑な形状であり、それがレーダー観測値から 物理量を求めることを難しくしている。また、雪雲のふるまいは陸風や海上の収 束線や水平・鉛直シアーに影響されるが、集中豪雪の要因と考えられる収束線の 停滞に対流系としての雪雲がどのように関与しているのか、シアーに関係して様 々なスケールで観測される渦はどのような働きをしているのか、まだ事例解析を 重ねる必要があるのが現状である。今回は、降雪粒子の詳細な観測、モデリング と、それに関連するレーダー等の観測について最新の話題を集め、降雪粒子の特 徴とレーダーを中心とした観測により解明されてきたこと、及び今後解決すべき 課題について議論する場としたい。 ◆◆プログラム◆◆ 2月22日(火) 路線バス: 長岡駅東口6番線12:20 → 前山町入口12:35 13:10−15:15 主催者あいさつ、事務連絡 セッション1:降雪粒子とレーダー観測 石坂雅昭(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター) 降雪の特徴把握とその記述について 小西啓之(大阪教育大学) 種々の降雪強度計を用いた降雪粒子観測 石元裕史(気象研究所気象衛星・観測システム研究部) 降雪粒子のモデリング 岩波越(防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部) Xバンド偏波レーダーによる降水粒子判別 15:15-15:30 休憩 15:30-17:30 セッション1:(続き) 西橋政秀(アルファ電子/気象研究所) 庄内平野で観測された冬季雷雲の特徴 幾田泰酵(気象庁予報部数値予報課) 地上レーダー反射強度データを利用した気象庁メソ解析における 1D+4DVAR セッション2:降雪検証観測 清水収司(JAXA/EORC) Ka帯レーダを用いたGPM打上げ前降雪観測計画 中井専人(防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター) 降水量検証のための地上降雪粒子観測 路線バス: 前山町入口18:00→ 長岡駅東口6番線18:21 19:00- 懇親会 長岡駅近くにて(会費制・要事前申込) 2月23日(水) 路線バス: 長岡駅東口6番線08:30 → 前山町入口08:40 09:10-11:10 セッション3:ドップラー観測 川島正行(北海道大学低温科学研究所) 北海道沿岸に発生する帯状・渦状降雪雲の ドップラーレーダー観測と数値実験 荒木健太郎(気象庁銚子地方気象台) 2010年1月13日に新潟県に暴風雪をもたらしたメソβスケールの 渦状擾乱の事例解析 池田靖(気象庁新潟地方気象台) 2010年2月4日新潟県海岸平野部の大雪の事例解析 藤原忠誠(北海道大学大学院環境科学院) ドップラーライダーを用いて検出した都市域に発生するダストデビル的 構造をもつ鉛直渦 11:10-11:30 総合討論 11:30-12:30 2mを越える積雪時でも稼働している雪氷防災研究センターの観測施設見学 路線バス: 前山町入口11:30→ 長岡駅東口6番線11:48 路線バス: 前山町入口12:50→ 長岡駅東口6番線13:15 ★ご来場に当たっての注意 (特に積雪地域外の方へ) ==== 大雪になる可能性があります。 ==== ・路線バスは、降雪の程度により遅れが出る可能性があります。 ・JR在来線は、降雪の程度により遅れ、運休の可能性があります。 ・上越新幹線が雪で遅れることはめったにありません。 ・バスを降りてから研究センターまで、除雪された雪が道路両側にあり 道が狭くなっていることがあります。また、車がスリップしやすいです。 車に注意して歩いてください。 ・車での移動は、通常よりも数10%増しでかかると思ってください。 ・市内は排雪が間に合わない場合、車道と歩道の間の雪壁が高く、 見通しが悪くなっている可能性があります。 ○アクセス: 新幹線/信越本線 長岡駅東口6番から 越後交通バス栖吉線 前山町入口下車 http://www.echigo-kotsu.co.jp/contents/diagram/ |