積雪変質の予測に関する研究



雪の形や性質は、降り積もった後、気温や日射などの気象条件や雪自身の重量により時間とともに変化してゆきます。雪の性質は、雪の深さと同様に、雪氷災害の発生に深く関わっています。積雪深は自動測定が可能ですが、積雪の中の雪質を従来の方法で自動測定することはたいへん困難です。この研究では、長岡と新庄で行われている積雪内部の観測や北極周辺の寒冷積雪地域における観測などの結果と比較しつつ、気象条件をもとに積雪の変質を予測するモデルの作成を目指しています。


積雪観測露場における積雪内部の観測



アラスカにおける積雪観測


こしまり雪

新雪

しもざらめ雪

        等温変態

  温度勾配変態
積雪の変質過程