〜山地積雪情報データベースに関する研究〜


雪による災害の防止研究の基礎的データを収集・整備していくため、日本の中でも特に雪の多い地域を選んで継続して積雪量を観測しています。山陰から北海道までの7山地との平地のペアで計14の積雪気象観測点を設置し、積雪・気象データの観測収集を行っています。そのデータは逐次データベース化をはかっています。現在、雪の少ない状態が続いています。しかし、降水量には変化がなく、また山地では気温が低く降雪期間が長いため、積雪量は平地に比べて変動が少ないことを観測しています。当部門では、積雪量の調査研究を行い、日本列島の積雪分布特性を明らかにし、災害の未然防止に役立てます。


<山地積雪観測ネットワーク>



北日本の山地積雪観測点(新庄雪氷防災研究支所担当分)
(左:山地観測点、右:平地観測点)



中部〜西日本の山地積雪観測点(長岡雪氷防災研究所担当分)