〜ユーラシア大陸高山域の雪氷圏の研究〜
雪氷圏の様々な環境を室内で任意に再現できる雪氷防災実験棟を用いて、雪と氷の性質に関する実験研究を行っています。特に、雪氷圏の観測に基づいて行われていたこれまでの研究に、実験的な裏付けを与えることができるようになります。実験棟のもう一つの特徴は、天然結晶に近い雪を降らせ積もらせることができることです。この点を利用し、傾斜角を変えられる降雪テーブル上で、雪崩の発生メカニズムを調べます。風洞装置内では、吹雪の発生や発達について調べます。
雪でおおわれた中国チベット自治区ナチュ観測点(標高4507m) |
![]() |
ナチュにおける積雪深と積雪重量の変化 |
![]() |