令和3年度成果発表会
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2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2022.2.28令和3年度成果発表会災害過程研究部門池田真幸大規模災害の後には多くの課題が残され、防災対策が見直されてきました。東日本大震災後には、学校教育における防災の教科化が議論されるなど、積極的な防災教育の推進が図られました。科学的な防災教育の推進には、普遍的な学習目標と内容、再現性のある学習方法、客観的な評価と改善が必要と考えます。そこで、防災教育の普遍的な学習目標・内容を究明するために、教育の指針を示した学習指導要領と実際の授業の実施計画にあたる学習指導案の記述をデータ化し、定量的な分析を行った結果、「知る」「備える」「行動する」の3つの視点と、下位の8つの内容に分類することができました。また、再現性のある学習方法と客観的な評価方法を確立するために、指導案と教材を作成し、実践と効果検証を行い、評価結果に基づく改善を行うことで、洪水と津波に対する安全確保行動(避難)を身に付ける学習プログラムを開発しました。さらに、教員の知識や指導方法による影響も大きいことから、教員研修プログラムの開発も同時に進めています。動画概要自らの命を守る科学的な防災教育の研究

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