令和3年度成果発表会
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2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2022.2.28令和3年度成果発表会地震減災実験研究部門佐藤栄児過去の地震災害において、室内における非構造部材、家具什器による被害が建物施設の機能の低下とともに人的被害を引き起こしています。我々は、普段生活している室内空間における地震被害に着目し、これらの被害を低減させ、かつ建物を震災後も継続利用するためにはどのようすればよいのか?、継続利用するために被害を即座に把握するためにはどうすべきか?大切な人をどう守るかを検討しています。さまざまな室内空間を再現できる実験環境を用意し、そこに、住居空間、オフィス空間、展示施設などの空間を再現し、E-ディフェンスでそれぞれの環境に応じた揺れを与えます。効果的な地震対策方法を試し、また被害がどの程度であるかを科学的にモニタリングし、その後の復旧活動に役立てます。これらのE-ディフェンス実験は2021年度に行います。今回の研究は、様々な機関と連携して研究を推進しています。一緒に研究しましょう。(問い合わせ先e-def@bosai.go.jp)また、地震被害映像に関するアンケート:https://forms.gle/TuJ5nBATBtx7Buh59を行っています。皆さんが実験映像を見て感じる被害の度合について教えてください。関連動画:E-Defenseを用いた室内被害再現実験福井弘久(地震減災実験研究部門)https://youtu.be/TPKd8Z3ORUY動画概要地震時、室内で何が起きるか。大切な人を守るために!

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