令和3年度成果発表会
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 防災科研は「一人ひとりが基礎的な防災力を持ち、高いレジリエンスを備えた社会」の構築に貢献することを目的として、あらゆる自然災害を対象として、災害の予測、予防、対応、復旧・復興までの全フェーズで防災を捉えて、防災科学技術の研究開発を進めております。 近年、南海トラフ地震や首都直下地震などの巨大災害の切迫や、気候変動による大規模な水災害など、国難級災害の危険性が高まっています。令和3年度の成果発表会では、昨年から3年間続けての国難シリーズの第2弾として、災害を国難にしないための「予防」に焦点をあて、「来るべき国難級災害に備えて2022 ~国難にしないために~ モノで守り、行動を変える。」をテーマとして、昨年度に引き続き今回も池上彰氏を特別ゲストコメンテーターにお迎えして実施いたしました。 また防災科研の研究者一人ひとりによる動画・ポスターでの研究成果の中から、一般の方からの投票及び所内審査を経て、動画賞・ポスター賞をそれぞれ3点ずつを、成果発表会当日発表・表彰いたしました。本デジタルブックには全エントリーの動画38本、ポスター95点が収録されております。 私どもの最新の発表を通じて、その研究成果の一端に触れ、その可能性を感じていただければ幸いです。また、皆様にとって防災のあり方を考えていただくよりよい機会になることを祈念いたします。 今後とも防災科研に対するあたたかいご指導とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。   国立研究開発法人 防災科学技術研究所  理事長  林 春男ごあいさつ

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