令和3年度成果発表会
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地域コミュニティと協力し、防災活動の実践支援を通じた防災活動のデザインに必要な「災害リスクマネジメント」と、活動実践者の意思地域防災に関する専門知を活かす、かつ、地域状況の変化に応じて柔軟な防地域防災ファシリテーション「形」をもとに、防災活動の実践を支援する人材育成に必要な評価軸、情報プロダクツ(YOU@RISK等)、方法論をまとめた教材化を行う。2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2022.2.28令和3年度成果発表会Process DesignSharingLessons3.プロセスデザイン研究論文府省庁取組実践事例調査5.実践知の共有4.実施と評価Implementation1.観察Observe2.信頼構築Rapport BuildingRisk ManagementSetting Objectives①リスク同定Knowing Risk②目標設定④実行と評価Do and Check③解決策検討DecideOODA Loop1.地域状況の十分な観察(Observe)を行う。2.ステークホルダーとの信頼関係を構築(RapportBuilding)することにより観察(Observe)が容易になる。3.これらの地域状況に応じた柔軟な活動プロセスをデザイン(ProcessDesign)する。①地域が持っているリスクの理解と共有として、リスク同定(KnowingRisk)を行う。②防災上に解決すべき課題と必要な体制の判断による活動の目標を設定(SettingObjectives)する。③設定した目標の解決策の検討し、その実行のための方策や手段を決定(Decide)する。④解決策の実践に向けた活動を実行し評価(DoandCheck)を行う。4.ファシリテーションの実践結果の効果を評価(Implementation)する。5.ファシリテーションの実践から得られた知見を広く共有(SharingLessons)する。★「形」かた:日本の伝統芸や武道に習い、方法と技術を身に着ける教育方法論。※参考:「型掌論-歌舞伎の「型」に関する覚え書」、服部幸雄(1983、歌舞伎研究家、日本女子大学教授)実践支援者インタビュー地域コミュニティ高度化YOU@RISK地区防災計画きる人材育成のための教育方法論決定に必要な「OODAアプローチ」を適用災活動のデザインと支援が可能地域防災専門家ファシリテーション「形」の効果検証・高度化を行う。しかし、数多く存在する地域コミュニティを担えるほどの地域防災の専門家が育成されておらず、必ずしもファシリテーションの専門家とはいえない。そこで、地域防災ファシリテーションを担う人材育成に着目し、地域課題の解決に向けた国内の取り組みや先行研究上の事例調査を通じて、地域防災の専門家が実践したファシリテーションの知見を体系化しつつ、地域防災ファシリテーション「形」を提案する。防災活動支援手引き(教材)実践支援災害過程研究部門李泰榮概要地域コミュニティの防災活動においては、リスクマネジメント(ISO310000)の考え方を基に、地域で起こりうる災害を理解し、災害時の課題を把握したうえで、対応策を検討していくことが重要である。そのため、地域コミュニティの防災活動の場に地域防災の専門家が派遣され、地域防災に関する専門的な知識や経験が活かされたワークショップなどの防災活動が実践されている。今後の展望・方向性地域防災に関する研究者に加え、行政職員や中間支援組織などが行った地域防災ファシリテーション実践事例の収集・分析を通じて「形」の普遍化・一般化を行う。地域防災ファシリテーション「形」???KATAPoint地域コミュニティの防災活動を効果的に支援(地域防災ファシリテーション)で!!地域コミュニティの防災活動支援者を育成するための+地域防災ファシリテーション「形」

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