令和4年度成果発表会
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ごあいさつ 防災科研は「一人ひとりが基礎的な防災力を持ち、高いレジリエンスを備えた社会」の構築に貢献することを目的として、あらゆる自然災害を対象として、災害の予測、予防、対応、復旧・復興までの全フェーズで防災を捉えて、防災科学技術の研究開発を進めております。近年、南海トラフ地震や首都直下地震などの巨大災害の切迫や、気候変動による大規模な水災害など、国難級災害の危険性が高まっています。令和4年度の成果発表会では、一昨年の「予測・観測」、昨年の「予防」に続き、「災害対応」に焦点をあて、『国難級災害を乗り越えるために2023 「情報でつなぎ、災害対応を変える。」』をテーマに、池上彰氏を特別ゲストコメンテーターにお迎えして実施いたしました。 また防災科研の研究者一人ひとりによる研究紹介動画・研究成果ポスターの中から、動画では一般の方からの「いいね!」の多かった上位3点と、特別賞である研究主監賞を表彰し、ポスターは会場掲示を行い、来場者の当日投票にて4点のポスター賞を決定しました。本デジタルブックには全エントリーの動画66本、ポスター116点が収録されております。私どもの最新の発表を通じて、その研究成果の一端に触れ、その可能性を感じていただければ幸いです。また、皆様にとって防災のあり方を考えていただくよりよい機会になることを祈念いたします。 今後とも防災科研に対するあたたかいご指導とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。   国立研究開発法人 防災科学技術研究所  理事長  寶 馨ごあいさつ

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