令和4年度成果発表会
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2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会1944年東南海地震と1946年南海地震のような時空間的に近接した⼤規模地震の連動を調べるために、地震の発⽣後に周辺の地震の発⽣のしやすさを推測できる統計的解析⼿法であるETAS(Ogata, 2011)を応⽤して、⼤規模地震の連動も含めた⼀連の地震活動を客観的に抽出することを試みた(橋本・横⽥,2022)。1904-2017年の地震が収録されているISC-GEMv8を⽤いて、ETASの強度関数を適⽤し、ある地震に対して、それ以降に発⽣する地震への強度を計算してペアを抽出した。次に、抽出された地震のペアにおいて、同じ地震を含むペアを集めて⼀連の地震活動とし、全世界で発⽣したM5以上の地震に関連して発⽣した⼀連の地震活動を抽出した。例えば、1932年に深発地震が発⽣し、プレートに沿った浅部側で1933年の三陸沖地震が発⽣した事例、⽇本海溝沿いで1968年⼗勝沖地震と千島海構沿いで1969年北海道東⽅沖地震(⾊丹島沖地震)が発⽣した事例など、⼀連の地震活動として抽出されている。動画概要地震津波⽕⼭ネットワークセンター橋本徹夫ETASによる⼤規模地震の連動抽出

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