令和4年度成果発表会
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2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会本発表は、防災科研が戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」の⼀環として開発を進めてきた線状降⽔帯予測システム(九州地⽅を対象に2時間先の3時間積算⾬量を予測)の精度を検証し、線状降⽔帯の早期発⽣予測への有効性について調査したものです。本予測システムの特徴は、積算⾬量を⾼精度に予測するために、実況補外予測と数値予測を併⽤する「ブレンディング予測」と各格⼦点の⾬量を周辺の最⼤値で置き換える「位置ズレ補正」を適⽤していることです。線状降⽔帯21事例の形成初期の予測精度について調べた結果、気象庁の現業予測でみられたような強⾬域の過⼩評価が改善され、捕捉率も⼤幅に上昇することが分かりました。この結果は、「ブレンディング予測」と「位置ズレ補正」の組み合わせによって、線状降⽔帯の発⽣の⾒逃しを軽減できる可能性が⾼いことを⽰しています。動画概要線状降⽔帯の早期発⽣予測〜⾬量予測の過⼩評価を改善する技術〜⽔・⼟砂防災研究部⾨初塚⼤輔

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