2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会多量の雪が家屋の屋根に積もった時に、雪下ろしをしないと倒壊の恐れがある⼀⽅で、雪下ろしは滑落のリスクがある危険な作業であるため、実施するかどうか正しい判断が必要になります。雪おろシグナルはその判断材料に使ってもらうために開発した、雪の重さの情報を発信するシステムです。雪の重さが1平⽅メートルあたり300キロ以上になると雪下ろしを推奨する⻩⾊、700キロ以上になると倒壊の恐れがあるという⾚で表⽰しています。2018年に新潟県で開始した雪おろシグナルは5年の間に徐々に拡⼤を進め、今冬には北海道、東北、北陸の雪国地域はひと通りカバーする予定です。雪おろシグナルは、⼤雪のときにアクセスが増える傾向がはっきりと現れており、少雪年と⼤雪の年ではアクセス数に10倍の差がありました。新潟からのアクセスが最も多い⼀⽅で、東京など⾸都圏に住んでいる⽅からのアクセスも多く、遠隔地の実家の積雪状況を⾒るために使った等の声も得られています。また、不要な雪下ろしを防ぐための情報としても⽤いられている⼀⽅で、⼤雪時に短期間で危険な重量まで増加したケースもあり、活⽤に対してさらなる⼯夫も必要になっています。動画概要雪氷防災研究部⾨平島寛⾏雪おろシグナル5年の運⽤でわかったこと
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