2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会防災科研において30年以上にわたり地震災害の軽減を⽬指し研究の概要について紹介する。阪神・淡路⼤震災の教訓を踏まえ、国の地震調査研究推進本部で進められた全国的な地震観測網の整備の⼀環として、全国強震観測網K-NETの構築を⾏った。また、全国地震動予測地図作成⼿法の研究プロジェクトの責任者として20年以上にわたり地震ハザードマップの作成を⾏い、そのために必要となる地下構造に関するデータベースの作成や、データ提供のためのWEBサイトJ-SHISの開発を実施した。J-SHISは、⽇本の地震ハザードに関する共通情報基盤として国や⾃治体での地震被害想定や⽇本の地震保険の料率算定の基盤データとして活⽤されている。東⽇本⼤震災以降は、全国を対象とした津波ハザード評価にも携わり、津波ハザードステーションJ-THISの開発も実施した。さらに、災害対応に貢献することを⽬指し、観測網から得られるデータに基づいたリアルタイムでの被害推定システムの開発や災害情報の利活⽤システムの開発など⾏った。今後は、これらシステムをマルチハザードに拡張し、事前の準備から災害対応まで統合的に活⽤できるシステムへと発展させていきたい。動画概要マルチハザードリスク評価研究部⾨藤原広⾏地震・津波に対するハザード・リスク評価
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