令和4年度成果発表会
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2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会近年、線状降⽔帯、台⾵による洪⽔が頻繁に発⽣するようになってきました。例えば、平成30年7⽉豪⾬、令和元年東⽇本台⾵、令和2年7⽉豪⾬、令和3年7⽉1⽇からの⼤⾬など⽔害により被災地は⼤きな⼈的、物的なダメージを受けました。これらの災害において、災害対応者は、迅速的に被災状況の全体像を把握するために、その時点で⼊⼿できる最新な⾯的情報が求められています。⽔害時における浸⽔域に関するデータとしては、平時に作成された浸⽔想定区域図、衛星による浸⽔推定域、現地情報から地形データを⽤いて作成する浸⽔域推定図、河川管理者等に作成される浸⽔実績図等、様々なデータが順次作成されるようになってきました。しかしながら、これらのデータは、異なる組織が作成し、それぞれのタイミングで共有・公開しており、利⽤者はそのデータの特徴を考慮した上で個別に参照して災害時に利活⽤することが難しい。この課題を解決するために本研究では、それぞれ作成される浸⽔域に関するデータを、タイミングおよび特性に基づき統合処理を⾏い、浸⽔推定域を⽣成する⼿法の開発を⾏いました。動画概要防災情報研究部⾨平春浸⽔被害を把握するためのデータ統合⼿法の開発

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