令和4年度成果発表会
61/210

2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会⼤規模地震は昼夜を問わず何時発⽣するか分かりません。地震において、どの程度の地震⼒が建物に作⽤したかと、建物の被害状況が、建物の外から⽬に⾒える形で伝えることができれば、速やかな救助、建物の継続利⽤の可否や避難⾏動の判断に⼤きく役⽴ちます。これを可能とするため、建物の光アラート技術の研究をソフトとハードの両⾯で進めています。ソフトについては、地震による建物のダメージ評価を可能にするため、揺れのデータから建物の動特性を情報化する解析技術の研究を⾏っています。中⼩地震での揺れを⽤いて動特性を把握しておけば、事前に⼤地震の際の被害を⼩さくする⼯夫・⽅策に役⽴てることも可能になります。ハードについては、建物に必ず具備されるカーテンウォールやサッシに地震を感知するセンサを内蔵させ、コストや設置の⼿間を⼤きく低減でき、LED等の環境ライトを具備した光アラートの機能を持たせたシステム開発を⺠間企業と共同で進めています。開発後にシステムとして標準化することができれば、⼤規模地震を含む様々な地震に遭遇した際の判断と対応が⼤きく加速化できるのではと考えています。動画概要地震減災実験研究部⾨梶原浩⼀10層鉄⾻造オフィス試験体による建物の動的特性評価実験その1建物センシングと光アラートシステムの研究

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る