令和4年度成果発表会
66/210

2019.○○.○○○○○○○○○○○○○2023.2.21令和4年度成果発表会2023.2.21令和4年度成果発表会地盤の液状化の予測・評価は、兵庫県南部地震のような直下型地震における発⽣状況・被害を基に実施されています。⼀⽅、東⽇本太平洋沖地震のような海溝型地震における地盤の液状化には未解明事項が数多く残っており、⼀つ⼀つ解明していくことが重要です。地盤は、地点ごとにその性質が異なりますので、1回のE-ディフェンス実験だけで、すべての地盤被害の予防・予測に必要な情報を得ることはできません。現地計測・実験・数値解析・地盤調査などから得られる、様々な条件における地盤情報・応答・被害データを収集することで、普遍な現象と条件により異なる現象を分類し、⼤地震発⽣時に何が起きるのかを正確に把握することが不可⽋です。しかしながら、E-ディフェンスの研究予算・研究員だけでは、このようなデータ収集を⾏うための研究リソースが致命的に不⾜しています。そこで、国内外研究者の皆様にご参加いただき、E-ディフェンス実験結果を含む参加研究者の皆様の研究データを⼀つに集めてその利活⽤を促進する、参加型プロジェクトを検討しています。随時、プロジェクトの進捗状況をお知らせいたしますので、ご参加をご検討いただけると幸甚です。動画概要地震減災実験研究部⾨河⼜洋介実環境下の地盤の液状化を評価する

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る