令和4年度成果発表会
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・ISUT-SITE(常時開設サイト)に掲載されているSNS災害情報やライブカメラ映像が役立つ・常時開設サイトの情報の重ね合わせを使っている・何かあれば、ISUT-SITEも確認するようにしている2019.○○.○○○○○○○○○○○○○(行政職員との意見交換より)2023.2.21令和4年度成果発表会表︓ISUT-SITE(常時開設サイト)のメニュー構成No.分類1常時利用2常時利用3常時利用4常時利用5災害種別6災害種別7災害種別8災害種別9掲載情報重ね合わせ掲載情報重ね合わせNo.1SNS災害情報・被害状況がひと目で分かるようになった!・自治体で持っていない情報も組み合わせて今後の対応を検討できた・手作業で地図化するより、手間が減り迅速に関係者に情報共有できた(災害派遣先での対応職員ヒアリングより)■課題1)災害の規模によってはサイトが構築されない(令和4年度は「台風14・15号@静岡県」の1回のみ)2)専用Webサイトの使い方に日頃から慣れたい3)情報メニューが多すぎて、分かりにくい(令和3年度:災害対応機関向けISUT研修会ヒアリング結果より)メニューSNS災害情報道路情報道路・河川ライブカメラ映像ハザードマップ(洪水/土砂災害/津波)地震・津波風水害火山雪害No.7火山No.2道路情報No.8雪害■補注1)秦(2020)や伊勢ら(2015)は、災害情報システムは災害時にしか使われないため、活用されないまたは活用されにくいことを指摘している。2)George(1955)で提唱された概念。この概念を基に竹内ら(2007)が災害対応業務見える化の手法として「Magical7シート」を開発。また、内閣府防災(2006)は、本概念を踏まえた災害対応組織運営の枠組みを言及するなど、防災分野でも活用されている。↑現地派遣&情報集約↑集約した情報についてニーズに応じた地図作成・配布↑専用Webサイト「ISUT-SITE」での情報共有1)災害を問わず、平時から活用できる・平時からSIP4D等に流通している情報から、災害対応等に役立つ情報を抽出し掲載2)災害時のISUT-SITEと同等の機能及び構成・災害時と同等の機能及び構成のサイトを平時から利用できる環境を整えることで、災害時におけるサイト利用の心理的障壁をさげる1)3)「情報の洪水」にならない配慮・人間の短期記憶は7±2程度しか覚えられないことを提唱した概念「マジカル・ナンバー7±2」2)を基に、情報メニュー数を9以下に制限・平時でも役立つ情報(常時利用コンテンツ)と、災害別に役立つ情報(災害種別コンテンツ)でメニューを分類災害対応機関に向けた平時からの災害情報共有の検討と実践-ISUT-SITE(常時開設サイト)の事例紹介-ISUT(Information Support Team/災害時情報集約支援チーム)とは?・メンバー:内閣府防災担当・防災科研・活動内容:①被災自治体に人員派遣し、災害対応に必要な情報を集約ISUT-SITE(常時開設サイト)の構築・運用★コンセプト■ISUTによる災害時情報共有は一定の成果■一方で、特定の災害時のみの情報共有に留まるなどの課題有■災害対応機関(行政機関・指定公共機関)向けに、平時から活用可能である情報共有サイトの運用を開始(令和4年3月末~:現在運用中)②情報を重ね合わせ、ニーズに応じた地図を作成③専用Webサイト「ISUT-SITE」で災害対応機関に共有防災情報研究部門佐藤良太■予防、応急対応、復旧・復興の各フェーズでの活用実態の把握■安定的な運用と災害対応機関のニーズを踏まえたサイトの改良・・・・

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