そのときに備えて 地震、台風、大雨、大雪、火山噴火
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101──地震防災科学技術研究所の一般公開地震の揺れを体験してみよう!地震ザブトンでは、震度7の直下型地震から長周期地震動まで様々な地震の揺れを体験できます。ペットボトルで地震計を作ってみよう地震時のゆれを調べる器械が地震計です。その仕組みを勉強しながら、身近な材料で実際に作ります。※イベント内容は変更される場合があります防災科学技術研究所の取り組み観測データを駆使した最先端の研究で地震・津波災害を軽減2011年3月に発生した東日本大震災では、地震と津波の防災に関するさまざまな課題が浮き彫りとなりました。巨大地震やそれによる津波に適切に備えるには、正確な観測データを迅速に入手し、その上で最大限に活用していくことが重要です。「MOWLAS」から得られるデータとシミュレーションを駆使し、地震動や津波の即時予測や地震発生の長期評価を高度化していくことで、地震・津波災害の軽減に貢献しています。「揺れ」から「揺れ」を予測津波の全過程を予測地震発生の長期評価高度化技術の開発叡智を結集し、経験が少ない「巨大地震」に立ち向かう南海トラフ巨大地震をはじめとする巨大地震は甚大な被害を引き起こしますが、その発生頻度は世界的に見ても極めて低く、経験だけをもとに地震像を想定するのはとても難しいことです。そこで、さまざまな観測データに加え、室内実験や大規模シミュレーションなどを駆使して、巨大地震の発生メカニズムを解明し、将来起こりうる巨大地震の発生シナリオを構築していきます。地震に関する基礎的な研究大地震の実態を解明するための統合研究世界最大規模を誇る震動台を活用!地震に強い建築、まちづくりを巨大地震にも負けないレジリエンスな社会をめざし、実験による地震被害の再現、構造物の耐震性や対策技術の検証を行い、災害を未然に防止するための各種技術の研究開発、およびシミュレーション技術の活用に関する研究を行っています。また、E-ディフェンスと大型耐震実験施設の2つの施設を連携して運用。国内外の機関に活用されています。あらゆる実験を実施し、技術開発・検証を進める数々の実験データや映像をウェブで公開映像データをもとに地震を再現!地震発生時の10階建ての建物の挙動をシミュ レーション

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