そのときに備えて 地震、台風、大雨、大雪、火山噴火
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162──台風・大雨防災科学技術研究所の一般公開台風を観察しよう台風の目に向かう空気は渦を巻いて吹き込んでいきます。実験装置で渦の様子をみてみよう。豪雨体験はげしい雨で見えない?聞こえない?ゲリラ豪雨を体験してみよう。※イベント内容は変更される場合があります防災科学技術研究所の取り組みより”確実”な情報が求められる風水害・土砂災害予測を追求!過去四半世紀もの間、豪雨や大雪、土砂崩れなどの気象災害による死者数は減っていません。災害対応の現場では、より確実性の高いハザード情報が求められています。住民を守るために各市町村が発令する避難勧告などは、実際の観測に基づくことがほとんどであり、予測情報の活用はまだ十分ではないのです。たとえば積乱雲が発達して雨が降り出し、ゲリラ豪雨となる、その始まりから終わりまでを予測できれば、迅速な避難や災害対応の大きな助けとなります。防災科学技術研究所では、被害が拡大しやすい首都圏を中心に、最先端の各種センシング(=計測)機器を展開。シミュレーション技術も駆使。災害発生前の予測から災害発生後の状況把握まで行い、より精度の高い有益な情報が現場に届けられるよう、研究を重ねています。ゲリラ豪雨などを引き起こす積乱雲の 観測予測技術の開発世界最大級の規模の大型降雨実験施設高潮の発生を予測するなど、沿岸災害 予測技術の高度化社会と共同した実証実験

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