そのときに備えて 地震、台風、大雨、大雪、火山噴火
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223──大雪防災科学技術研究所の一般公開世界でもめずらしい人工降雪マイナス10℃の実験棟のなかで、天然の雪にそっくりな人工雪が降るのを体験しよう。ペットボトルで雪の結晶をつくろうキラキラきれいな雪の結晶ができる様子を観察しよう。※イベント内容は変更される場合があります防災科学技術研究所の取り組みリアルタイムであらゆる雪氷災害の危険度を可視化!これまでは主に日本海側の積雪地域で起きていた雪氷災害。しかし近年、太平洋側の雪の少なかった地域、首都圏の人口密集地などでも深刻な被害が見られるようになってきました。雪氷災害は従来、天気や風速などから統計的に予測されてきましたが、物理法則による新たな予測システムを開発しています。たとえば、気温が何度で風速が何メートル/秒なら、雪はどれだけ融けるのか。そうした一つひとつの過程を基本法則に基づいて数値計算し、予測の精度を高めています。雪氷災害イベントツリーリアルタイム雪氷災害予測雪の形状まで再現! 世界唯一の実験施設「雪氷防災実験棟」雪道の安全なドライブ 路面凍結情報などを道路管理者向けに試験配信「どんな雪か」をとらえる 最先端の雪レーダ観測システムを開発中!科学的な知見に基づきハザード・リスク情報を発信阪神・淡路大震災や東日本大震災においては、地震や津波などに関する全国的なハザード・リスク評価の必要性が再認識されました。これまでに得られた知見と最新のシミュレーション技術を最大限に活用し、各種自然災害のハザード・リスク情報を発信していくことは、社会での利活用を通じて、わが国のレジリエンスの向上に貢献します。現在、「J-SHIS 」などハザード・リスク情報ステーションの開発とリアルタイムでの被害推定技術の開発などを中心に、日本全国を対象とした研究開発・情報発信を進めています。地震動予測地図の作成に貢献日本全国を対象とした津波ハザード評価の推進速やかに地震の面的震度分布や被害状況を推定

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