そのときに備えて 地震、台風、大雨、大雪、火山噴火
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264──火山噴火防災科学技術研究所の一般公開火山ってなに?火山はどうして噴火するのか、また火山噴火に伴う災害について実験を通して知ろう!※イベント内容は変更される場合があります防災科学技術研究所の取り組み火山を深く知ることで、火山とともに生きる温泉や熱エネルギーの供給など、さまざまな恩恵を与えてくれる火山は、ひとたび噴火すれば大きな被害をもたらす脅威を秘めています。火山とともに生きるには、火山を知ることが欠かせません。全国にある火山は気象庁や大学、研究機関が分担して、観測しています。防災科学技術研究所では1980年代から富士山や伊豆大島、三宅島、那須岳、硫黄島における観測を行ってきており、現在では16火山に55観測点からなる基盤的火山観測網「V-net 」を展開しています。その観測データも活用して多角的アプローチで研究を進め、火山現象のメカニズム解明を進めるとともに、火山災害の予測や被害軽減をめざしています。地下のマグマ移動のイメージング火山災害の事前・リアルタイム評価火山災害対策・対応技術の提案あらゆる災害に立ち向かうための3ステップとは?自然の脅威がなくなることはありません。でも、「災害」はなくしていくことができるはず。そのためには、脅威となる“ 敵”を知り、それに立ち向かう“ 己”を知り、その上で“どうする”かを考え、行動に移すことが重要です。防災科学技術研究所では、あらゆる災害を対象に、敵と己を「情報」として見える化する技術、どうするかを考え行動するための方法、これらを社会に根付かせ利活用していく手法について、研究開発を進めています。平時に利活用する地域防災Web、災害時に利活用するSIP4DやNIED-CRSなどが、その例です。情報➡統合処理・見える化➡利活用あなたの地域で対策を優先すべき災害は? 「地域防災Web」

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