大都市大震災軽減化特別プロジェクト



震動台活用による構造物の耐震性向上研究




実大三次元震動破壊実験施設による振動実験
(図をクリックすると振動台が動きます)

直線上に配置
文部科学省は「ライフサイエンス」、「情報通信」、「環境」、「ナノテクノロジー・材料」、「防災」の5分野について、あらかじめ課題等を設定し、実施する機関を選定して研究開発を委託する事業を2002年度から開始しました。これらの委託事業は「新世紀重点研究創世プラン〜リサーチ・レボリューション・2002(RR2002)〜」と呼ばれています。RR2002の「防災」分野の研究開発委託事業が「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」(通称:大大特)です。

大大特は、首都圏や京阪神などの大都市圏において、大地震が発生した際の人的・物的被害を大幅に軽減するための科学的・技術基盤を確立することを目的としています。目的達成のため、理学・工学・社会学など幅広い分野の研究者・技術者の総力を結集し、下記課題に平成14年度から5ヵ年計画で取り組んでいます。

T 地震動(強い揺れ)の予測「大都市圏地殻構造調査研究」
U 耐震性の飛躍的向上 「震動台活用による耐震性向上研究」
V 被災者救助等の災害対応戦略の最適化 「災害対応戦略研究」
W 地震防災対策への反映

防災科学技術研究所は、テーマU・「震動台活用による耐震性向上研究」の中核研究機関に選定されています。