【コンソーシアム会員向け】気象災害軽減コンソーシアム体験ツアー
-雪国の課題解決と地方創生-

終了いたしました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

気象災害軽減コンソーシアムでは、「気象災害軽減コンソーシアム体験ツアー -雪国の課題解決と地方創生-」を開催いたしました。

本ツアーは、山形県を舞台に一泊二日で行われ、コンソーシアム会員以外の方も含め、雪に関する取り組みやビジネスに興味関心のある様々な分野の方々(33名)にご参加いただきました。

1日目はまず、月山湖付近の国道112号の実際の過去の雪崩現場を見学し、当時の現地調査を行った阿部修氏、中村一樹センター長補佐から解説を頂きました。その後は、雪とスイカと花笠のまち:尾花沢市へ移動し、株式会社成和技術の二藤部久三氏から、雪の課題や雪の事故、雪対策(一般住宅の無雪化や融雪)、除雪ボランティア、利雪(雪室、雪冷房)の取り組みなどをご紹介いただき、雪下ろしの際に必要なロープワークの体験もさせていただきました。

1日目の宿泊は鶴岡市のスイデンテラス。ヤマガタデザイン株式会社が地方創生のために「自然体で過ごす交流と滞在の拠点」をコンセプトに作った施設です。到着後は、近くの会議室でツアー中1回目のワークショップを開催。鶴岡工業高等専門学校の保科紳一郎氏、高橋聡氏、瀬川惣一郎氏、森谷圭祐氏に、鶴岡高専の取り組みについてご講演いただいた後、ヤマガタデザイン株式会社の長岡太郎氏にスイデンテラスと地方創生の取り組みの紹介、日本ユニシス株式会社の田中美穂氏に農地モニタリングIoTデバイス「Kakaxi」の紹介をそれぞれしていただきました。また、1日目の体験、見学、講演の内容を受けて、雪国の課題についての洗い出しを3班に分かれて行いました。

2日目は新庄市に移動。雪の里情報館では、館長の斎藤秀二氏に館内を案内していただき、雪国の文化や農村経済について解説いただきました。その後、防災科学技術研究所新庄雪氷環境実験所に移動し、低温室での降雪体験などの施設見学の後、2回目のワークショップを開催。前日に洗い出した雪国の課題に対しての解決策のアイデアをディスカッションし、班毎に発表を行いました。出てきたアイデアに対しては、山形県の粕谷伸幸氏、新庄市の星川一宏氏にコメントをいただき、自治体の方々の生のご意見や考えも伺うことができました。

限られた時間の中、盛りだくさんの内容を詰め込んだため、とても過密なスケジュールとなってしまいましたが、雪に関する新たな取り組みやビジネスを考えるためのヒントがたくさん得られ、大変実りのある充実したツアーとなりました。

この度、参加者の方々からいただきました様々なご意見を活かし、今後の本コンソーシアムの活動につなげていけるよう努めてまいります。


月山湖付近の国道112号での様子


新庄雪氷環境実験所 低温室での降雪体験

開催案内

コンソーシアム会員様向けに、「気象災害軽減コンソーシアム体験ツアー-雪国の課題解決と地方創生-」を以下のとおり開催いたします。

本ツアーでは、気象災害軽減イノベーションセンター新庄サテライトのある山形県内の新庄市、尾花沢市、鶴岡市などを訪れ、地元自治体の方や地元で活躍されている方の体験談などを聞きながら、雪崩災害現場の見学、雪下ろし体験(ロープワーク)や防災科研雪氷防災実験棟での降雪体験も企画しております。

ワークショップでは、雪国の課題に対して私達ができることを考え、会員の皆様の事業のアイデアに繋げて頂けたらと考えております。

皆様のご参加をお待ちしております。

主催
気象災害軽減コンソーシアム
日時
2018年10月4日(木曜日)~10月5日(金曜日)<1泊2日>
(終了いたしました)
スケジュール詳細資料ダウンロード[PDF:732KB]
場所
山形県 尾花沢市、新庄市、鶴岡市、西川町 周辺
周辺地図
宿泊施設
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
一泊二食、温泉付
(山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1)
https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/
定員
30名(先着順 ※事前登録制、下記参加申し込み参照)
参加費
13,500円(集合場所(山形駅)までの交通費は自己負担でお願いします。)
※参加費には、ツアー中の移動費、宿泊費、4日の夕食代、5日の朝食代・昼食代が含まれています。
参加申し込み

参加をご希望の方は、下記の参加フォームの1.~4.を明記のうえ、2018年10月1日(月曜日)までにメールにてお申し込みください。なお、定員制(お申し込み先着順)です。お早めのお申し込みをお願いいたします。別途、受付登録メールを返信いたします。

《重要》キャンセル料について

今回のツアーにつきましては、ホテルや昼食の確保の都合上、やむをえずご登録をキャンセルしなくてはいけない場合は、以下のとおりキャンセル料が発生しますのでご注意願います。

連絡なし:参加費の100%
当日:参加費の80%
前日:参加費の20%

メール:
ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。
件名:
気象災害軽減コンソーシアム体験ツアー参加
参加フォーム:
1.会員番号(会員のみ)
2.所属
3.参加者氏名
4.10月5日の昼食(以下から選択)
・板そば(今田舎):実のみ挽いた白い細いそば
・板そば(昔田舎):殻ごと挽いた太いそば
・板そば(合い盛り):上の両方を半々に分けたもの
・温かいそば(とろろそば)
・温かいそば(なめこそば)
※そばアレルギーをお持ちの方はうどんを用意いたしますので、その旨明記願います。
※板そばは冷たいそばです。
スケジュール
10月4日(木)
12時30分 山形駅西口ロータリー(臨時停留所)集合
各自昼食は済ませてきてください
13時00分~13時50分 【バス移動:50分
※挨拶、趣旨説明、本日のスケジュール
13時50分~14時20分 月山湖(西川町)
①雪崩の現場を見て課題を見つけよう!
14時20分~15時40分 【バス移動:80分
※「道の駅にしかわ」でトイレ休憩(15分)    
15時40分~17時10分 東光館(尾花沢市)
②尾花沢市の雪との暮らしを学ぼう!
17時10分~18時40分 【バス移動:90分
※新庄実験棟の紹介ビデオ上映
18時40分 SUIDEN TERRASE(鶴岡市)チェックイン
18時40分~20時00分 自由時間
夕食(ホテル内)、温泉など
20時00分~21時30分 ワークショップ
③雪の課題に対して私達ができることは?
21時30分 初日終了
10月5日(金)
6時30分~8時25分 各自朝食(ホテル内)
8時25分 SUIDEN TERRASE前駐車場集合
※写真撮影
8時30分~9時40分 【バス移動:70分
※本日のスケジュール、吹雪の柵について解説
9時40分~10時50分 雪の里情報館(新庄市)
④雪国文化、雪国の農村経済について学ぼう!
10時50分~11時00分 【バス移動:10分
11時00分~12時30分 新庄雪氷環境実験所(防災科研)(新庄市)
⑤実際に雪を体験!旅のまとめ※写真撮影
12時30分~12時50分 【バス移動:20分
12時50分~13時40分 昼食(そば庄司)(新庄市)
13時40分~15時00分 【バス移動:80分
※挨拶
15時00分(予定) 山形駅解散
※解散時刻は道路状況により前後することがあります
お問合せ

国立研究開発法人防災科学技術研究所
気象災害軽減イノベーションセンター内
コンソーシアム事務局(担当:宮島・中村・飯島)
TEL:029-863-7242
メール:ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。