第6回気象災害軽減イノベーションフォーラム 「防災×AI」
-AIによる気象災害軽減に向けて-

終了いたしました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
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第6回となりますこの度の気象災害軽減イノベーションフォーラムは、「防災×AI」をテーマに開催し、様々な分野から105名もの参加者を迎えることができました。

防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター プロジェクトアドバイザー、阿部 雅人による趣旨説明から始まり、当日は総勢9名の方々に下記の通りご発表いただきました。

・「防災科研の最近の気象災害への取組/気象災害分野の公開情報プロダクツ」岩波 越(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター 副センター長)

・「台風発生予測および天気図解析へのAIの応用」松岡 大祐氏(海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 情報エンジニアリングプログラム 技術研究員(科学技術振興機構 さきがけ研究者))

・「時系列降雨分布データと深層学習モデルを用いた短期降雨予測の試み」宮本 崇氏(山梨大学 工学部 土木環境工学科 助教/スマート社会基盤創造研究ユニット長)

・「機械学習を用いた東京23区内水氾濫危険性のリアルタイム推定」平野 洪賓(防災科研 水・土砂防災研究部門 主任研究員)

・「Rainfall detection in single images with Convolutional Neural Networks」 Nicla M. Notarangelo (PhD Student, School of Engineering, University of Basilicata, Potenza, Italy)

・「機械学習を用いた局地気象予測と地球温暖化による局地降水の変動特性」吉兼 隆生氏(東京大学 生産技術研究所 特任准教授)

・「河川災害におけるAI技術の活用」一言 正之氏(日本工営株式会社 先端研究開発センター 研究員)

・「深層学習を用いた降水短期予測における数値気象モデル出力補正手法の構築とその活用」相馬 一義氏(山梨大学 大学院 総合研究部 准教授)

・「XRAINデータへのラベル付けのためのTwitterを用いたゲリラ豪雨時刻の特定」大枝 真一氏(木更津工業高等専門学校 情報工学科 准教授)

講演後は、コンソーシアム会員様3社から、自社の技術を紹介していただき、その後の全体討議では、活発な議論が交わされ、とても有意義なイベントになりました。

今回、本フォーラム「防災×○○(コラボ)」について、皆様から頂戴したさまざまなご意見やご希望を今後の開催に活かし、会員の方々の交流・議論の場、本コンソーシアムの活動を広めていけるよう努めてまいります。


当日の様子1


当日の様子2

来場者アンケート

■来場者数:105名
■アンケート回収:75名

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムを知ったきっかけ]
[フォーラムを知ったきっかけ]
気象ビジネスコンソーシアム:31%、上司・知人からの紹介:31%、防災科研メルマガ25%、防災科研HP:4%、土木学会4%、その他4%、未回答1%

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムの満足度]
[フォーラムの満足度]
やや満足:60%、満足:35%、どちらともいえない:3%、やや不満:1%、未回答:1%

来場者アンケート結果棒グラフ[関心をもったプログラム]
[関心をもったプログラム]
講演1「防災科研の最近の気象災害への取組/気象災害分野の公開情報プロダクツ」:41%
講演2「台風発生予測および天気図解析へのAIの応用」:69%
講演3「時系列降雨分布データと深層学習モデルを用いた短期降雨予測の試み」:45%
講演4「機械学習を用いた東京23区内水氾濫危険性のリアルタイム推定」:25%
講演5「Rainfall detection in single images with Convolutional Neural Networks」:8%
講演6「機械学習を用いた局地気象予測と地球温暖化による局地降水の変動特性」:40%
講演7「河川災害におけるAI技術の活用」:64%
講演8「深層学習を用いた降水短期予測における数値気象モデル出力補正手法の構築とその活用」:24%
講演9「XRAINデータへのラベル付けのためのTwitterを用いたゲリラ豪雨時刻の特定」:53%
講演10「コンソーシアム会員からの技術紹介」:16%
「全体討議」:8%
「特になし」:1%

開催案内

「気象災害軽減イノベーションフォーラム」は、防災の取り組みに関わりの深い異分野の知見を導入し、逆に防災の技術や知見を異分野に波及させるために、連携や協働による実践の可能性や課題について議論する試みです。

「防災×○○(コラボ)」をテーマに異分野の多彩なゲスト講師を招き、様々な分野の実践実例やその背後にある手法、発想の源泉について、 参加者を巻き込んだ対話型のレクチャーにより進行します。

人と技術、あるいは人とモノ、情報、地域…など、多様な関係のもとで「防災」をめぐる技術や情報を再構築し、災害に強い安心安全な社会を構築する可能性について考えます。

今回は、気象災害軽減に向けたAIの活用への期待や関心が高まっているなか、最近の気象災害の経験を踏まえ、防災科研の取り組みと、それに関連した研究や技術を紹介し、気象予測を通した災害軽減に向けたAIの活用について考えます。

主催
気象災害軽減コンソーシアム
共催
山梨大学大学院総合研究部工学域 スマート社会基盤創造研究ユニット
後援
土木学会 土木情報学委員会 IoT/AI活用研究小委員会
土木学会 地震工学委員会 AI・IoT技術の地震工学への有効活用検討小委員会
土木学会 構造工学委員会 構造工学でのAI 活用に関する研究小委員会
日時
2019年8月5日(月曜日)13時00分~17時00分
場所
防災科学技術研究所東京会議室
(東京都港区西新橋2丁目3番1号 マークライト虎ノ門6階602室 会議室 C,D)
アクセスマップ
定員
70名(先着順※事前登録制、下記参加申し込み参照)
参加費
コンソーシアム会員無料、学生無料
/非会員4,000円(学生除く、申込時に入会手続をされた場合は無料)
参加申し込み
※定員に達したため締め切りました
プログラム

13時00分~13時05分
開会挨拶
島村 誠(防災科研 気象災害軽減コンソーシアム会長)
13時05分~13時10分
趣旨説明
阿部 雅人(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター プロジェクトアドバイザー)

第1部

13時10分~13時40分
防災科研の最近の気象災害への取組/気象災害分野の公開情報プロダクツ
岩波 越(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター 副センター長)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:7.59MB)
13時40分~14時00分
台風発生予測および天気図解析へのAIの応用
松岡 大祐氏(海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 情報エンジニアリングプログラム 技術研究員(科学技術振興機構 さきがけ研究者))
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:8.60MB)
14時00分~14時20分
時系列降雨分布データと深層学習モデルを用いた短期降雨予測の試み
宮本 崇氏(山梨大学 工学部 土木環境工学科 助教/スマート社会基盤創造研究ユニット長)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:2.12MB)
14時20分~14時40分
機械学習を用いた東京23区内水氾濫危険性のリアルタイム推定
平野 洪賓(防災科研 水・土砂防災研究部門 主任研究員)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:6.23MB)
14時40分~14時50分
Rainfall detection in single images with Convolutional Neural Networks
Nicla M. Notarangelo (PhD Student, School of Engineering, University of Basilicata, Potenza, Italy)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:3.06MB)
<14時50分~15時00分:休憩>

第2部

15時00分~15時20分
機械学習を用いた局地気象予測と地球温暖化による局地降水の変動特性
吉兼 隆生氏(東京大学 生産技術研究所 特任准教授)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:13.6MB)
15時20分~15時40分
河川災害におけるAI技術の活用
一言 正之氏(日本工営株式会社 先端研究開発センター 研究員)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:17.7MB)
15時40分~16時00分
深層学習を用いた降水短期予測における数値気象モデル出力補正手法の構築とその活用
相馬 一義氏(山梨大学 大学院 総合研究部 准教授)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:3.37MB)
16時00分~16時20分
XRAINデータへのラベル付けのためのTwitterを用いたゲリラ豪雨時刻の特定
大枝 真一氏(木更津工業高等専門学校 情報工学科 准教授)
資料PDFダウンロード(ZIPファイル:16.4MB)

第3部

16時20分~16時40分
コンソーシアム会員からの技術紹介
16時40分~16時55分
全体討議
ファシリテータ 阿部 雅人(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター プロジェクトアドバイザー)
16時55分~17時00分
閉会挨拶
落合 幸徳氏(科学技術振興機構 イノベーションハブ構築支援事業 推進プログラムオフィサー)
お問合せ

国立研究開発法人防災科学技術研究所
気象災害軽減イノベーションセンター内
コンソーシアム事務局(担当:中島・中村・飯島)
TEL:029-863-7242
メール:ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。