第8回気象災害軽減イノベーションフォーラム 「防災×インフラメンテナンス」
-日常と非日常のデュアルユースによるイノベーション-

終了いたしました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

第8回となりますこの度の気象災害軽減イノベーションフォーラムは、「防災×インフラメンテナンス」をテーマに開催し、様々な分野から63名もの参加者を迎えることができました。

防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター プロジェクトアドバイザー、阿部 雅人による趣旨説明から始まり、当日は総勢9名の方々に下記の通りご発表いただきました。

第1部
・「PRISMの取り組み」上石 勲(防災科研 首都圏レジリエンス研究センター副センター長(PRISM サブ PD))
・「SIPの取り組み」酒井 直樹(防災科研 国家レジリエンス研究推進センター 被災状況解析・共有システム開発 研究統括)
・「データプラットフォームの活用-インフラメンテナンスから防災へ-」土橋 浩氏(首都高速道路株式会社 執行役員)
・「衛星合成開口レーダによるインフラ微小変位スクリーニング」宝珠山 治氏(日本電気株式会社 データサイエンス研究所 主幹研究員)

第2部
・「伝統的治水工法である畳堤を対象とした地域防災活動について」 田中 貴幸氏(豊田工業高等専門学校 環境都市工学科 准教授)
・「地域防災力向上チャレンジでの取り組みについて~防風・雪柵のICT化による道路路面上の吹き溜まり対策~」保科 紳一郎氏(鶴岡工業高等専門学校 創造工学科 准教授)
・「歴史的建造物が残る街での建造物ヘルスモニタリングと防災支援システム」飯島 洋祐氏(小山工業高等専門学校 電気電子創造工学科 准教授)
・「緑化樹木のメンテナンス」舟久保 敏氏(国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室長)
・「グリーンインフラとしての鉄道林」島村 誠(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター センター長))

講演後は、コンソーシアム会員様から、自社の技術を紹介していただき、その後の全体討議では、活発な議論が交わされ、とても有意義なイベントになりました。

今回、本フォーラム「防災×○○(コラボ)」について、皆様から頂戴したさまざまなご意見やご希望を今後の開催に活かし、会員の方々の交流・議論の場、本コンソーシアムの活動を広めていけるよう努めてまいります。


当日の様子1


当日の様子2

来場者アンケート

■来場者数:45名
■アンケート回収:35名

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムを知ったきっかけ]
[フォーラムを知ったきっかけ]
気象災害軽減コンソーシアムメルマガ「あめゆき」:53%、上司・知人からの紹介:29%、その他:9%、気象ビジネス推進コンソーシアム:3%、気象災害軽減イノベーションセンターHP:3%、

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムの満足度]
[フォーラムの満足度]
やや満足:50%、満足:32%、どちらともいえない:15%、やや不満:3%

来場者アンケート結果棒グラフ[関心をもったプログラム]
[関心をもったプログラムは](複数回答可)
第1部
「PRISMの取り組み」:17
「SIPの取り組み」:14
「データプラットフォームの活用-インフラメンテナンスから防災へ-」:19
「衛星合成開口レーダによるインフラ微小変位スクリーニング」:16
第2部
「伝統的治水工法である畳堤を対象とした地域防災活動について」:10
「地域防災力向上チャレンジでの取り組みについて~防風・雪柵のICT化による道路路面上の吹き溜まり対策~」:10
「歴史的建造物が残る街での建造物ヘルスモニタリングと防災支援システム」:7
「緑化樹木のメンテナンス」:11
「グリーンインフラとしての鉄道林」:18
「コンソーシアム会員からの技術紹介」:7
「全体討論」:3
「特になし」:0

開催案内

「気象災害軽減イノベーションフォーラム」は、防災の取り組みに関わりの深い異分野の知見を導入し、逆に防災の技術や知見を異分野に波及させるために、連携や協働による実践の可能性や課題について議論する試みです。

「防災×○○(コラボ)」をテーマに異分野の多彩なゲスト講師を招き、様々な分野の実践実例やその背後にある手法、発想の源泉について、 参加者を巻き込んだ対話型のレクチャーにより進行します。

人と技術、あるいは人とモノ、情報、地域…など、多様な関係のもとで「防災」をめぐる技術や情報を再構築し、災害に強い安心安全な社会を構築する可能性について考えます。

今回は、インフラメンテナンスをテーマに防災科研の取り組みと、それに関連した研究や技術を紹介します。

昨今、社会インフラの老朽化に伴いインフラメンテナンスへの関心が高まっているなか、インフラの老朽化は防災にも悪影響を及ぼし、レジリエンスを低下させる一方で、メンテナンスや防災の技術は、それぞれのニーズに応じて個別に進展してきています。

そこで、「日常の防災がメンテナンスであり、非常時のメンテナンスが防災である」というコンセプトの下、デュアルユースによるイノベーションを探ることで、より効率的で効果的な防災とメンテナンスのあり方を探ります。

主催
気象災害軽減コンソーシアム
共催
気象災害軽減イノベーションセンター、首都圏レジリエンス研究センター
後援
インフラメンテナンス国民会議、日本防災産業会議、山梨大学 工学部土木環境工学科・スマート社会基盤創造研究ユニット、土木学会構造工学委員会
CPD
土木学会CPDプログラム(3.7単位)、気象予報士CPDプログラム(4.0ポイント)
日時
2019年12月9日(月曜日)13時00分~17時00分
場所
防災科学技術研究所東京会議室
(東京都港区西新橋2丁目3番1号 マークライト虎ノ門6階602室 会議室 C,D)
アクセスマップ
定員
70名(先着順※事前登録制、下記参加申し込み参照)
参加費
コンソーシアム会員無料、学生無料
/非会員4,000円(学生除く、申込時に入会手続をされた場合は無料)
参加申し込み

参加をご希望の方は、下記の参加フォームの1.~3.を明記のうえ、2019年12月5日(木曜日)までにメールにてお申し込みください。なお、定員制(お申し込み先着順)です。お早めのお申し込みをお願いいたします。別途、受付登録メールを返信いたします。

メール:
ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。
件名:
第8回気象災害軽減イノベーションフォーラム「防災×インフラメンテナンス」参加
参加フォーム:
1.会員番号(コンソーシアム会員の方のみ)
2.所属
3.参加者氏名
プログラム

司会:横山 仁(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター コーディネーター)

13時00分~13時05分
開会挨拶
中村 一樹(防災科研 気象災害軽減コンソーシアム事務局 気象災害軽減イノベーションセンター センター長補佐)
13時05分~13時10分
趣旨説明
阿部 雅人(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター プロジェクトアドバイザー)

第1部

13時10分~13時30分
PRISMの取り組み
上石 勲(防災科研 首都圏レジリエンス研究センター副センター長(PRISM サブ PD))
13時30分~13時50分
SIPの取り組み
酒井 直樹(防災科研 国家レジリエンス研究推進センター 被災状況解析・共有システム開発 研究統括)
13時50分~14時10分
データプラットフォームの活用-インフラメンテナンスから防災へ-
土橋 浩氏(首都高速道路株式会社 執行役員)
14時10分~14時30分
衛星合成開口レーダによるインフラ微小変位スクリーニング
宝珠山 治氏(日本電気株式会社 データサイエンス研究所 主幹研究員)
<14時30分~14時40分:休憩>

第2部

14時40分~15時00分
伝統的治水工法である畳堤を対象とした地域防災活動について
田中 貴幸氏(豊田工業高等専門学校 環境都市工学科 准教授)
15時00分~15時20分
地域防災力向上チャレンジでの取り組みについて~防風・雪柵のICT化による道路路面上の吹き溜まり対策~
保科 紳一郎氏(鶴岡工業高等専門学校 創造工学科 准教授)
15時20分~15時40分
歴史的建造物が残る街での建造物ヘルスモニタリングと防災支援システム
飯島 洋祐氏(小山工業高等専門学校 電気電子創造工学科 准教授)
15時40分~16時00分
緑化樹木のメンテナンス
舟久保 敏氏(国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室長)
16時00分~16時20分
グリーンインフラとしての鉄道林
島村 誠(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター センター長)
16時20分~16時40分
コンソーシアム会員からの技術紹介

総合討論

16時40分~16時55分
全体討論
16時55分~17時00分
閉会挨拶
落合 幸徳氏(科学技術振興機構 イノベーションハブ構築支援事業 推進プログラムオフィサー)
お問合せ

国立研究開発法人防災科学技術研究所
気象災害軽減イノベーションセンター内
コンソーシアム事務局(担当:横山・中村・飯島)
TEL:029-863-7242
メール:ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。