第9回気象災害軽減イノベーションフォーラム 「防災×福祉(ヘルスケア)」
~マイタイムラインによる逃げ遅れゼロを目指して~

終了いたしました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

第9回となりますこの度の気象災害軽減イノベーションフォーラム 「防災×福祉(ヘルスケア)」 では、かかる状況を鑑み、気象災害軽減を人的被害の軽減に資するイノベーションとしてIoT、ICT、AI、データを防災分野と福祉(ヘルスケア)分野で分野横断的に利活用することへの取り組みを紹介いたしました。

はじめに、伊勢田 良一(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター コーディネーター)より、「なぜ今「防災×福祉」なのか?」をテーマに、マイタイムラインの重要性や「防災」と「福祉」の連携による高齢者の避難行動に対する理解促進について講演いたしました。

次に飯村 次郎氏(株式会社三菱総合研究所 イノベーション・サービス開発本部 主席研究員)からは、「地域健康作りと連携した高齢者の防災対策 ~淡路市の事例研究~」のタイトルにてご講演いただき、兵庫県淡路市で実施された総務省実証事業、いきいき100歳体操の効果などをご紹介いただきました。

杓子尾 駿氏(一般社団法人日本損害保険協会 業務企画部 防災・安全グループ 主任)からは、「2019年の台風災害に関する損保業界の対応と損保協会の平時からの防災取組みについて」のタイトルにてご講演いただき、自然災害(風災・水災・雪災等)を補償する損害保険や、シニア向け交通安全・防災研修、Webによる防災啓発「そんぽ防災Web」についてご紹介いただきました。

最後に、中村 一樹(防災科研 気象災害軽減コンソーシアム事務局 気象災害軽減イノベーションセンター センター長補佐)からは、防災科研が実施している総務省事業の取り組みの紹介をいたしました。

講演後は、コンソーシアム会員様から、自社の技術を紹介していただき、その後のパネルディスカッションでは、参加者の方から積極的にご発言いただき、大変有意義なイベントになりました。

今回、本フォーラム「防災×○○(コラボ)」について、皆様から頂戴したさまざまなご意見やご希望を今後の開催に活かし、会員の方々の交流・議論の場、本コンソーシアムの活動を広めていけるよう努めてまいります。


当日の様子1


当日の様子2

来場者アンケート

■来場者数:51名
■アンケート回収:26名

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムを知ったきっかけ]
[フォーラムを知ったきっかけ]
気象災害軽減コンソーシアム メルマガ「あめゆき」:46%、上司・知人からの紹介:27%、気象ビジネス推進コンソーシアム:11%、その他:8%、気象災害軽減イノベーションセンターHP:8%

来場者アンケート結果円グラフ[フォーラムの満足度]
[フォーラムの満足度]
満足:42%、やや満足:38%、どちらともいえない:12%、やや不満:8%

来場者アンケート結果棒グラフ[関心をもったプログラム]
[関心をもったプログラム]
「防災×IoT ~防災科研が実施している総務省事業の取り組みの紹介~」:14人
「なぜ今「防災×福祉」なのか?」:12人
「2019年の台風災害に関する損保業界の対応と損保協会の平時からの防災取組みについて」:10人
「地域健康作りと連携した高齢者の防災対策 ~淡路市の事例研究~」:10人
「質疑応答も交えたパネルディスカッション」:6人
「コンソーシアム会員からの技術紹介」:6人
「特になかった」:3人

開催案内

「気象災害軽減イノベーションフォーラム」は、防災の取り組みに関わりの深い異分野の知見を導入し、逆に防災の技術や知見を異分野に波及させるために、連携や協働による実践の可能性や課題について議論する試みです。

「防災×○○(コラボ)」をテーマに異分野の多彩なゲスト講師を招き、様々な分野の実践実例やその背後にある手法、発想の源泉について、 参加者を巻き込んだ対話型のレクチャーにより進行します。

人と技術、あるいは人とモノ、情報、地域…など、多様な関係のもとで「防災」をめぐる技術や情報を再構築し、災害に強い安心安全な社会を構築する可能性について考えます。

今回は、「防災×福祉(ヘルスケア)」をテーマに、防災科研や三菱総合研究所が当該分野での取り組みを、総務省の実証事例なども交えて、実践的な紹介と共に、現状の課題提議を行います。

近年常態化する極端気象による自然災害。特に豪雨によってもたらされる河川氾濫、土砂崩れなどは、国民の生命と財産に多大なる被害を及ぼしています。一方、日本は超高齢化社会を迎えており、「避難行動要支援者」への対応が自治体や地域にとっては重要な課題となっています。同時に、日本は人口減少時代を迎えており、これまでのように自治体職員等による公助だけでは対応しきれなくなっています。かかる状況を鑑み、気象災害軽減を人的被害の軽減に資するイノベーションとしてIoT、ICT、AI、データを防災分野と福祉(ヘルスケア)分野で分野横断的に利活用することへの取り組みを紹介します。

主催
気象災害軽減コンソーシアム
共催
気象災害軽減イノベーションセンター
協力
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、一般社団法人日本損害保険協会、株式会社三菱総合研究所
日時
2020年1月30日(木曜日)13時00分~16時25分
場所
防災科学技術研究所東京会議室
(東京都港区西新橋2丁目3番1号 マークライト虎ノ門6階602室 会議室 C,D)
アクセスマップ
定員
70名(先着順※事前登録制、下記参加申し込み参照)
参加費
コンソーシアム会員無料、学生無料
/非会員4,000円(学生除く、申込時に入会手続をされた場合は無料)
参加申し込み

参加をご希望の方は、下記の参加フォームの1.~3.を明記のうえ、2020年1月29日(水曜日)までにメールにてお申し込みください。なお、定員制(お申し込み先着順)です。お早めのお申し込みをお願いいたします。別途、受付登録メールを返信いたします。

メール:
ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。
件名:
第9回気象災害軽減イノベーションフォーラム 「防災×福祉(ヘルスケア)」参加
参加フォーム:
1.会員番号(コンソーシアム会員の方のみ)
2.所属
3.参加者氏名
プログラム

司会:中島 広子(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター 連携推進マネージャー)

13時00分~13時05分
開会挨拶
中村 一樹(防災科研 気象災害軽減コンソーシアム事務局 気象災害軽減イノベーションセンター センター長補佐)
13時05分~13時10分
来賓挨拶
冨樫 達也氏(総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 課長補佐)
13時10分~13時15分
趣旨説明
伊勢田 良一(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター コーディネーター)

第1部

13時15分~13時45分
なぜ今「防災×福祉」なのか?
伊勢田 良一(防災科研 気象災害軽減イノベーションセンター コーディネーター)
13時45分~14時15分
地域健康作りと連携した高齢者の防災対策 ~淡路市の事例研究~
飯村 次郎氏(株式会社三菱総合研究所 イノベーション・サービス開発本部 主席研究員)
14時15分~14時35分
2019年の台風災害に関する損保業界の対応と損保協会の平時からの防災取組みについて
杓子尾 駿氏(一般社団法人日本損害保険協会 業務企画部 防災・安全グループ 主任)
14時35分~15時05分
防災×IoT ~防災科研が実施している総務省事業の取り組みの紹介~
中村 一樹(防災科研 気象災害軽減コンソーシアム事務局 気象災害軽減イノベーションセンター センター長補佐)
<15時05分~15時15分:休憩>

第2部

15時15分~15時50分
コンソーシアム会員からの技術紹介
15時50分~16時20分
質疑応答も交えたパネルディスカッション
飯村 次郎氏、中村 一樹、伊勢田 良一(進行兼務)
16時20分~16時25分
閉会挨拶
落合 幸徳氏(国立研究開発法人科学技術振興機構 イノベーションハブ構築支援事業 推進プログラムオフィサー)
お問合せ

国立研究開発法人防災科学技術研究所
気象災害軽減イノベーションセンター内
コンソーシアム事務局(担当:中村・飯島・中島)
TEL:029-863-7242
メール:ihub-conso(at)bosai.go.jp
※(at)は、@に置き換えてください。