2020年12月25日(水)に第2回環境研究機関連絡会研究交流セミナーがオンラインで開催され、防災科研からはテーマ5の前坂剛コーディネーターが登壇しました。
本セミナーはさまざまな分野の研究機関が、農林水産業、水環境、災害、自然環境、健康、産業、国民生活などいろいろな側面から気候変動の影響・適応を議論し、将来の適応施策における科学の役割や研究所の協力体制について情報共有および議論することを目的としています。
「今ホットな気候変動影響・適応関連研究」をテーマとした口頭発表セッションで、前坂コーディネーターは「近年の線状降水帯とその予測について」と題して講演し、令和2年7月豪雨の事例を交えながら線状降水帯について詳しく解説しました。参加者からは「昨今ニュース等で線状降水帯という言葉をよく耳にしていたが、どんなものなのかということがよくわかった。」と好評をいただきました。
写真1 線状降水帯の観測状況について解説する前坂コーディネーター
図1 SIPによる線状降水帯予測研究の説明資料