地震
プレートの動きや断層のずれが
地震を起こします。
地球内部の力が地面を揺らし、
大地の形を変えます。
地震のしくみ
地球の表面は十数枚の「プレート」という固い岩石の層におおわれていて、常にゆっくり動いています。プレート同士の境界では、これらのプレートが互いにすれ違ったり、押し合ったり、一方がもう一方の下に沈み込んだりします。このようなプレート同士がぶつかったりしているところでは、地下の岩石に、強い力がはたらき、その力が地震を起こします。
陸のプレート内部の岩石がずれることで起こるのが「内陸活断層地震」です。地下の浅い場所で発生するため、震源の近くでは強い揺れが起こりやすいのが特徴です。一方、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む場所では、2つのプレートの境界部にたまった力が解放される「プレート境界地震(プレート間地震)」が起こります。規模が大きい地震が起こりやすく、津波を伴うこともあります。さらに、海のプレートの内部が壊れることで発生する地震があります。このうち沈み込んでいく海のプレート内で発生する「スラブ内地震」は、震源がやや深く、広い範囲に揺れが伝わるという特徴があります。また沈み込む前に海のプレート内で発生する「アウターライズ地震」では、陸から離れた場所で発生するため、揺れはそれほど強くなくても大きな津波が起こることがあります。
リンク
- 地震調査推進本部「地震を知ろう」
- 地震を正しく理解して対応するための知識を紹介した冊子(PDF版)
https://www.jishin.go.jp/main/pamphlet/kodomopanf/kids.pdf - 地震調査推進本部「地震をみてみよう」
- 地震のしくみや被害を図やクイズで学ぶ冊子(PDF版)
https://www.jishin.go.jp/main/pamphlet/primary_school/primary_school_low.pdf
断層、活断層とは
地表面をおおうプレートは、ゆっくりですが常に動いています。この動きにより、プレートとプレートが接する場所だけでなく、プレート内部も様々な力を受けます。この力に地下の岩石が耐えられなくなると、ある面を境に割れ目(ずれ)が生じて地震が起きます。このずれた面は「断層」とよばれ、その面積やずれの量が大きいほど、大きな地震となります。
ひとたび断層ができると、まわりの岩石よりも弱くなるため、同じ断層で地震が繰り返し起きやすくなります。特に、数十万年前からくり返し地震を起こし、将来も地震を起こすと考えられる断層を「活断層」といいます。日本では2,000以上の活断層が見つかっていますが、地下にかくれてよく分からないものがあることも知られています。活断層は人が多く住んでいる場所の近くにもあります。このような活断層で地震が発生すると、たとえマグニチュードが大きくなくても、大きな被害をもたらすことがあります。
リンク
- 内閣府防災「我が国で発生する地震」
- 地震のタイプと仕組みを説明する防災教育用の資料(PDF版)
https://www.bousai.go.jp/jishin/pdf/hassei-jishin.pdf - 気象庁「地震発生のしくみ」
- 地震の発生のしくみを図で解説
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/jishin/about_eq.html
マグニチュードと震度の違い
地震が起こると、地震の波が地下を伝わって、まわりの地面を揺らします。
ある場所での揺れの強さを表すものが「震度」です。地震の起きた場所(震源)から、遠くなるにつれ、揺れは弱くなります。そのため、震度も小さくなります。同じ地震でも、場所によって震度は変わります。
これに対して、地震そのものの大きさを表すのは「マグニチュード」です。1つの地震に対して、マグニチュードの値は1つです。
一般的に、マグニチュードの大きな地震が起こると、広い範囲で大きな震度が観測されます。ただし、マグニチュードが小さくても、震源に近ければ、震度が大きくなる場合があるので、注意が必要です。
地震が多い国 日本
日本列島は、陸のプレートである「ユーラシアプレート」と「北アメリカプレート」の下に、「太平洋プレート」と「フィリピン海プレート」という2枚の海のプレートが沈み込む場所の上にあります。
その結果、日本列島の地下の岩石には大きな力がかかっているため、地震が起きやすい場所になっています。
体に感じない小さな地震までふくめると、いつもどこかで地震が起きており、世界で有数の地震多発国といわれています。
地震によって起こる現象
地震が起こると地震の波によって地面が揺れるだけではありません。地面やその下の地中が揺すられると、「液状化(えきじょうか)」や「山崩れ(やまくずれ)」、地面の「隆起(りゅうき)・沈下(ちんか)」などさまざまな現象が起きます。その近くに家や道路などがあると、巻き込まれて災害となることもあります。液状化は固いはずの地面が水のようにやわらかくなる現象で、その上に建っていた家や電柱が傾いたり、沈んだり、流されたりします(写真1)。液状化は、①砂がゆるくたまった、②地中の浅いところまで地下水がたくさんある場所で起こりやすいといわれています。山崩れは山の斜面やがけが崩れる現象で、緩やかな斜面全体が比較的ゆっくりと動く「地すべり」、急斜面から土や岩が崩れ落ちる「がけ崩れ」、水と混ざった土や岩が谷に沿って流れ下る「土石流」などに分けることができます。山崩れは、地震だけでなく大雨や雪解け水によって起きることもあります。地震による山崩れは、尾根から谷まで山全体が広く崩れることが特徴です(写真2)。斜面や崖の途中、またはその下に家や道路があると、土や岩と一緒にまるごと押し流されてしまいます。地震によって地面が持ち上げられたり(隆起)、沈んだり(沈下)することもあります。海岸の近くで隆起が起きると、地震前には海中だった場所が水面より高くなって陸地になることもあります(写真3)。
