ごあいさつ 謹啓 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 本日は、防災科研の令和元年度成果発表会にお越しくださり、誠にありがとうございます。 防災科研は、「災害に強い社会の実現」を基本目標に、地震・津波・噴火・暴風・豪雨・豪雪・洪水・地すべりなどによるさまざまな自然災害を対象として、予測・予防・対応・回復という災害の全フェーズをテーマに、防災科学技術の研究開発を進めております。 さて、防災科研が独立行政法人に移行したのを機に始めた成果発表会も、今年で15回目を迎えます。本年度の成果発表会は池上彰氏を特別ゲストコメンテーターに迎え「知る、備える、行動する」をテーマとして開催いたします。第1部として、1年間の研究成果から「知る、備える、行動する」を考えると題し、令和元年8月の前線に伴う大雨、台風15号、19号など、令和元年に発生した災害に対する防災科研の取り組みを紹介いたします。第2部は、約140に及ぶ防災科研の研究成果ポスター発表を行います。会場に展示してあります各研究者ポスターヘの投票をお願い致します。第3部では「避難~災害を乗り越えるための行動をどう促していくか~」と題し、対談を行います。 防災科研では2018年から研究所の在り方を見直すためにブランディング活動を開始しました。「生きる、を支える科学技術/SCIENCE FOR RESILIENCE」の推進によって、強くしなやかに災害を乗り越えていこうという大きな挑戦へ向け歩み始めています。本日の成果発表会が、新たなステージへと進み始めた防災科研の取り組みに対する皆様のご理解をさらに深めていただける一助となれば、誠に幸いです。 今後とも防災科研に対するあたたかいご指導とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ごあいさつ 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 理事長 林 春男
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