防災科学技術研究所 令和元年度成果発表会 概要集
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〒305-0006 茨城県つくば市天王台3-1 Tel 029-851-1611 Fax 029-851-1622地下構造モデルの構築と社会実装マルチハザードリスク評価研究部門  先名 重樹2020.2.13 令和元年度 成果発表会2019.○○.○○○○○○○○○○○○○■関東・東海地域等の浅部・深部統合地盤モデルの構築と公開■地盤モデル構築に活用した地盤解析システムの社会実装■地盤モデルに関連する書式と手法の国際標準化の取組み広域における強震動予測のための関東・東海および熊本地域の浅部・深部統合地盤モデルを第1期SIP等のプロジェクトで構築した。広域での地下構造モデルの作成では、大量かつ様々な種類の地盤情報に基づくモデリングが必要となるため、ボーリングデータ等の地下構造情報のデータや、効率の良くモデリングができる統合解析システムが必要となり、地下構造データベースを伴った「地下構造情報管理クラウドシステム」を構築した。その仕組みは大学や研究機関のみならず、民間の地盤調査・住宅メーカー・不動産デベロッパー、土木調査等の業界にも大きなニーズがあることが分かったため、本システムの利活用として社会実装(共同研究・委託業務・特許利用契約等)を積極的に行っている。また、本技術の地盤のモデル化や微動観測の手法については、国際標準化の取り組みも行っている。図3民間との地下構造情報管理クラウドシステムに関する特許利用・共同研究・業務委託契約状況(2018年後半~2019年度現時点)(2019年度後期は予想値)解析件数図4解析利用実績と予想02004006008001000120014002017.後期2018.前期2018.後期2019.前期2019.後期合計住宅系土木系図5国際標準化の展開と進捗図1関東および東海地域全域の浅部・深部統合地下構造モデルの構築図2地下構造情報管理クラウドシステムの構築およびシステム利用概念図AVS30(m/s)PGV(Amp)Amp=0.5(sec)Amp=4.0 (sec)※Vs400からのスペクトル増幅※Vs3200からのスペクトル増幅

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