令和2年度成果発表会
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ごあいさつ 防災科研は「一人ひとりが基礎的な防災力を持ち、高いレジリエンスを備えた社会」の構築に貢献することを目的として、地震・津波・噴火・暴風・豪雪・洪水・地すべりなどによるあらゆる種類の自然災害を対象として、予測、予防、対応、復旧・復興までの災害の全フェーズをテーマに、防災科学技術の研究開発を進めております。 防災科研が独立行政法人に移行したのを機に始めた成果発表会も、今年で16 回目となります。本年度の成果発表会は昨年に引き続き池上彰氏を特別ゲストコメンテーターに迎え、「来るべき国難級災害に備えて2021」をテーマとして、今年で10 年目となる東日本大震災を振り返り、命を守る観点から何をなすべきかを、防災科研の新たな研究成果や情報プロダクツを交えながら、皆様と共に考えました。 また今年は新型コロナウイルスの影響で、多くの方に会場に来ていただき、ポスターを通じて研究成果をご覧いただくということができなくなりました。そこで、ニューノーマルの時代に即し新しいスタイルの成果発表の方法として、研究者一人ひとりによる動画での研究成果の発表を行いました。今年のポスター発表に関しましては、本デジタルブックにてご覧いただければと思っております。 防災科研は、「生きる、を支える科学技術/ SCIENCE FOR RESILIENCE」をアイデンティティとして、強くしなやかに災害を乗り越えていこうという大きな挑戦に向け歩みを続けます。 今後とも防災科研に対するあたたかいご指導とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。ごあいさつ   国立研究開発法人 防災科学技術研究所  理事長  林 春男

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