写真1 六川修一研究統括による衛星データの活用実例についての発表
写真2 防災科研での発表の様子
写真3 田口仁コーディネーターによるワンストップシステムについての発表
写真4 「衛星リモートセンシングの災害時活用に向けた国際ワークショップ2020」参加メンバー
2020年11月17日(火)から18日(水)にかけて、テキサス大学オースティン校Center for Space Researchと、「衛星リモートセンシングの災害時活用に向けた国際ワークショップ2020」を開催しました。
同大学と防災科研は、2019年から協力協定を締結しており、これまでも研究交流を行ってきました。
→2019年のテキサス大学オースティン校との研究交流
今回はオンラインワークショップとして、テーマ2における衛星データ即時一元化・共有システムの開発、定常観測するレーダ衛星によるモニタリングシステム開発、衛星データ解析技術開発など、共同研究機関とともに最新の研究進捗を報告しました。また、今後の研究のさらなる発展に向けて、これまでの双方の研究活動を振り返りつつ、衛星リモートセンシングの災害時活用に関して積極的な意見交換を行いました。
テキサス大学ゴードン氏からは、ワンストップシステムは各国の衛星の利活用を推進するために、予測情報を組み合わせた点で他にはないシステムであるとの高い評価をいただきました。また利活用の面では、災害対応において米国における衛星利活用のNISAR計画(NASA-ISRO Synthetic Aperture Radar Mission)への協力の可能性や、広く海外への展開も可能ではないかとの意見がありました。また衛星データ解析の面では、それらの結果に加え航空機やドローン、そしてグランドトゥルースの各種情報を統合することが重要との指摘がありました。
これらワークショップの成果を踏まえ、解析技術や解析結果の利用に関する課題を絞ったテクニカルなワークショップを年に数回実施することに合意しました。